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2023年09月16日16:27

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『グランツーリスモ』感想

〜世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション〜<映画.comさんより>
〜世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々。そんなヤンにビッグチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だ。プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───〜<公式HP>

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昨日、あまりにもの寝不足で、映画は無理かと思っていたんですが、なんとなく、大きなエンジン音が鳴り響く今作なら、きっと起きていられるんじゃないかと、初日IMAX観賞(時間が合って字幕なのがIMAXだけだった)。

モータースポーツ&ゲームにはまるで興味が無い私。
それでも、今作の予告を見た時「これは面白そう」とピンと来ていました。
で、これが、なかなか良かったんです。

冒頭、いきなり舞台がウェールズで、ここからして、好印象。主人公のヤンが育ったところがそこ。
父親は、元、プロサッカー選手。
弟は、サッカー好きだが、ヤンはまるで興味が無く、自分の部屋で、グランツーリスモに夢中。

5才の時、父親にカーレースに連れて行ってもらって、それ以来、ヤンの夢はずっとカーレーサー。
ヤン「これはゲームじゃない。シュミレーターだ」
ヤン「好きなことを仕事にすればいいって言ってたよね?僕はレーサーになりたいんだ」

そんなヤンに夢のようなチャンスが訪れる。

※予告編
https://youtu.be/wpk2w5YNrx8

監督は『第9地区』『チャッピー』のニール・ブロムカンプ。
もしかして、お久しぶり?で、この監督、鉄に強い!?(笑)

面白かったのが、レース中に何度も、車の部品(駆動部分?)のアップが挿入されるんです。
私、詳しくないから名前がわからないですが、いかに激しく使われているかを見せたかったのか。
で、予告にも出てきた、車の各パーツが浮かびあがるシーン。あれは凄かった。

ヤンが自室でゲームをしている時には、あたかも本物のレースコースを走っているかのような描写があるし、実際のレース中には、ヤンの順位があたかもゲームの一場面のようにスクリーンに出て来たりで、この相互のやりとりは上手いなと。

ヤンがよく「LINEが見える」って言って、実際にスクリーン上に、どう追い越せばいいかのLINEが描かれるんですが、あれは、ゲーム上でもそうなのかしらん?

また、今作は、日本人には、ホッコリしてしまうシーンがあちこちに。
日産だし、ポリフォニー・デジタル(東京都江東区に本社を置くゲームソフトの開発会社)だし、ヤンは「東京に行きたい」って言うし、つまり、結構、東京が出てくるんです。
有名どころから、通なところまで(笑)

ヤンの勝負曲(レース前に必ず聴く)が2曲出てくるんだけど、私、なぜか爆笑。

ただ・・・巷の数少ない(まだ公開されたばかり)感想を見てみると、やはりというか、モータースポーツorゲームファンからは、詳しいゆえに「リアルじゃない」「ここはオカシイ」の指摘が、ガンガンあがってきてる感じ。

そんな中、この指摘は確かに気になったバッド(下向き矢印)
「物語と実話の違いをひとつだけ書いておきたい。映画ではレースでヤンが事故を起こし、観客の死に打ちひしがれるがソルターの励ましで立ち直り、その後ル・マンで一念発起、トラウマに打ち勝って結果を出すという流れになっているが、実際の事故はル・マンでの3位入賞の2年後に起こっている。この点が、観客の死に関わる事故を作品の感動のために再構成しているとして、一部批評家から批判されているようだ(Gamingdeputy Japanの記事より)」
<映画.comニコさんのレビューより>

個人的に残念だったのは、ヤンと父の関係。
もう少し、途中、父親の気持ちの揺らぎ、入れてもよかったんじゃないかなあ。
あと、ヤンの彼女だったり、GTアカデミーの他の候補者だったり、レース中に嫌がらせをする金ぴかカーのレーサーだったり、絡むんだけど、中途半端っていう人物多め。
それでも、指導者ソルターとの師弟愛は、深く描かれていたので、まっ、いいか。

そのソルター役のデヴィッド・ハーバーって、私、どこかで見た?って思ったら『バイオレント・サンタ』に出てた人なのよね。
作品は見逃しちゃったけど、予告は見てた。
あと、オーランド・’レゴラス’・ブルーム(笑)が、そんなに目立つ役ではなかったけど、しっかり土台を支えてた感じ。
ゲーム開発者山内一典役に、平岳大さん。なかなか渋くて良かった。

レースシーンがかなり多いんですが、あれこれ工夫されていて、飽きずに見られました。
撮り方もそうだけど、音の力も凄かったかも。あとは編集ね、きっと。

しかし、ル・マン24時間レースの間、観客は、夜、どこで過ごしているの?
それはいいとして、本当、これが実話だったっていうのが、一番驚くところ。
(エンディングに実際の画像あり)

この世界を知ってる人より、むしろ知らない人の方が、楽しめる作品だったり?
テンポも良かったし、私は、純粋に楽しめました。3.8☆

※監督インタビュー
tps://eiga.com/movie/99416/interview/
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