自分が嫌な奴だなって話
5年くらい前まで、体重が140キロあった。
なので、中四国で一番大きい税理士です!なんて自己紹介をしていた。
2021年の10月に胃袋を切除する手術をしていただいたのだけれど、手術の前の体重で133キロ、手術後、そのおかげでいったんは100キロまで体重は落ちた。
この夏まで、体重が戻って120キロになっていたけど、この夏がんばって現在115キロで、また体重は落ちていっている。
なので、まだ体重は重たいけど、明らかに体格は変わって、首が出てきている(笑)
さて、先日税理士の懇親会があったんだけど、そういうところに行くと、必ずいるのが「自分は太っていないし、健康診断でもひっかかったことがいない」という自慢なのか何なのかわからないことを言ってくる人。ただ、こういう人は、こっちが減量で結果を出しているときは寄ってこない。だって、こっちの減量の努力のほうがよっぽど凄まじいから、そんなちっこい自慢なんて屁みたいなものだもんね……って扱いされるってわかるからだろうね。
もうひとつのタイプが「自分もかなり太っているけど、もっと太っている人にあれこれいいたい」って人。今回は、こういう人につかまって、なんだか変な気分だった。以前は体重は絶対僕の方が大きかった。でも相手さんはサイズ感としては、僕より大きい感じ。そこで寄ってきて、やれ何を食べたら体重が落ちたとか、食生活はどうとか、運動がこうとか、色々ご指導……なのか、言ってきたものだ。太ったおばちゃんが、小錦にダイエット指導するって感じかな(笑)
さて、今回。体重は僕のほうが少なくなっているし、見かけも全く変わっている状態。でも話しかけてくるわけで……。そうなると、まず、自分が太っていることの言い訳から始まる。やれ、こうなって体重が増えたとか、こんなだから体重を落とせないとか。
僕が体重が落ちたのはなぜと聞くから、教えてあげても、「僕は手術まではできないな」らしい。でも、手術したから僕は体重が減ったし、血液検査の結果も驚くほど良好になりましたよって言っても、結論できないらしい。
よく太っている女の子が、痩せて綺麗になると、ものすごい嫌な奴になったって話があるけど、よくわかった。
痩せるってことは、それなりに努力の方法を見つけて、それを実行して、結果を出している。自分がやってのけた努力は「できること」。もうひとつ突っ込んでいくと「私でもできること」。☞☞☞「太っていたころに馬鹿にされていた私でもできたこと」
だから、どうやって痩せたの?って聞かれて、それを簡単なこととして紹介して、それをできないといわれると「あなたたちがバカにしていた私でもできたことを、挑戦さえしようとできない愚かな人」と認識される。
そりゃ、若い女の子なら、嫌な態度もかくせないわな(笑)
実際、減量でも勉強でも資格でも、簡単にできるわけでなくて、日々襲い掛かる誘惑に我慢に我慢を重ねて、結果が出るかどうかという不安に打ち勝って、もうここらでいいでしょうという甘えに鞭打ってたどり着いたのが結果である。
けっこう険しい道なのよ。
ただ、まあ、今回の人にように、珍しく自分より太っている人を見つけて、いつも自分が言われている減量法を教えてあげて☞☞優越感に浸ろうというタイプの人は、立場が逆になるといろいろ辛いんだなと思った。
人生の中で、人との立場が逆転するという経験は何度もしてきた。
そんなことは当たり前。
僕のような生き方を選べば、なおさら当たり前。
だから自分は、できるだけ人のマウントをとらないように気をつけてきたつもり。いや、つもりだけで、けっこう調子乗ってるけど、ただ、立場が逆転したときに恥ずかしくないように立ち振る舞っているつもり。
だって、マウント取られて偉そう言われると忘れないからね(笑)
いつか見ておれ、その時がきたら「蜘蛛の糸に上って、いつの日にか見下ろしてやる!」(筋肉少女帯「蜘蛛の糸」より)って思いがあった。
そういうもんだとおもう。
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