今頃になって売れてきた自費出版本

　発刊のころは売れ行きが芳しくなくて苦労しました。書店にはおかなくてアマゾンにかくれるようにひっそりと置いてあるので読者の目に留まらないのです。自己宣伝したり友達に拡宣してもらってぼちぼちといったところでした。秋は読書の季節といったところが影響しているのでしょうか。出版した本の半分が品切れとなっていてこれを見るとうれしさが沸き上がってきます。京アニの放火魔さんも冷たくされて憎しみが募ったというところも０ではないでしょうね。３０名以上の人の命を結果的に奪うことになってしまったので普通は死刑を求刑されるところでしょうが熱傷外科医が心血注いで救ったわけで被告とは言えそういうシナリオで進んでしまうととてもとても複雑な気持ちになります。被告とは言え一人の命であることに変わりはありません。３０数名の人々それぞれも同様にかけがえのない命だったわけでして被告も原告も双方恨みということで争うことにつきましてはたまらない心の痛みを覚えます。
　かくいう私も妻を手遅れの癌で失ったとき医者を恨みに思ったことがあります。なぜきちんと見てくれなかったのかと。しかし、これも運命だったと今では思えるようになりました。