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2023年09月01日19:20

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思い立ったが吉日ー「コバギボウシ」

　　コバギボウシ　　　　　大見謝氏の家系図　　　　　井伊文子氏の短歌茶碗

九月になった

わが家では　処暑になったとたんに虫の音が聴こえ始めた
ガラス戸の向こう？　ｲｴｲｴ洗面所室あたりからの様にも聞こえてくる夜

残念ながら　昨夜の

スーパームーンの満月は観れなかったが　秋は確
かに　足音を忍ばせている

　　　咲いた花は

「小葉擬宝珠」　

葉は小型ながら茎は長く　ホッとする紫色の花です

＊：＊：＊　　　　　　　＊：＊：＊　　　　　　　＊：＊：＊

さて　私は旧暦のお盆「ナカヌヒー」の日に　漆作家で沖縄県工芸士である
大見謝氏を尋ねた　

　　　コロナが流行り出した　数年前に伺って以来の再会

相変わらず細身でいらしたが　お元気そうで何よりだった

聞けば　最近になって石川県の輪島市や金沢を訪れてたそうだが　昔とす
っかり変わっていて　現地でのレンタカー巡りはひと苦労だったと言う

　　　旧友の方もいらっしゃるので　楽しい旅になったようです

夫と共に　輪島に住んでいた時期もあり　私より年齢が若いので　何
となく　気兼ねなくいつもの様に　お話をさせて戴いた

話の最後は　
やはり）自然と　興味ある大見謝氏の

家系の話に

そして　今回初めて　数年前に親戚の方がまとめて下さったという「一
門の家系図」と写真集を見せてもらう事が出来て　感激の日だった

　　　何しろ　本物の「家系図」を見るのは

初めて！

大見謝さんは　分家ながら１３代目

お父さんの初代あたる人は唐名も記され　　尚元王時代だったかな？
「稲嶺子（ｲﾅﾐﾈｼ）」いう位の武士で　稲嶺村の地頭だったという

　　　４２６年も前にお生まれになった人です

また　母方のご先祖様も唐の人で　親が亡くなり一人だったのを　王
族の金家のお殿様が呼んで　育てて出世させてくれたのだという

なので　母上は折に触れては手を合わせ　金家への感謝の言上を忘れ
なかったという

また　彼が高校生の修学旅行の時には　初めての船旅なので　両親が
彼を連れて　一緒に　お酒とお米が入った＜ビンシー＞を持って　首
里のお寺やあちこちの拝所を廻って　旅の安全を祈願したそうだ　

　　　首里の人の　

うむいが伝わって来た
　
以来　一族門中の男性諸氏は　皆　この初代の名前の一文字の漢字を
受け継いでいるのも　沖縄ならではの一門のしきたり

　　　今の子供たちは　どうかな？

１６世紀　首里には王府直轄の「貝摺奉行所」があり　献上品として
の堆錦や螺鈿の漆器が盛んに作られた歴史があるが　世は廃藩置県の
明治になって　武士たちはそれぞの職に転換させられることに　

詳しくは分からないそうだが　大見謝氏の叔父さん達も　若い頃には
漆職に携わっていたとの事　寂しい事に　現在は　沖縄にある漆の会
社は一社のみとなってしまっている

　　　最後に　もう一つ聞いた

驚きの話

大見謝氏の　去年亡くなった大阪のおばさんは　華族/第二尚氏第21代当
主の長女で　のちに元彦根市長・井伊直愛氏に嫁いだ文子さんと同期だっ
たということ　首里のお宅にも行っ事も有ると話していたそうだ

　　　最後　沖縄の歴史がとても身近に感じられた

と言うのも・・・
私は　去年　井伊文子さんの歌入りの「抹茶茶碗」を　たまたま「boo
koff」赤嶺店で　手に入れて持っていたから!!

　　　今は　本当に面白い時代ですよﾈ　
　　
時として　ネットショッピングならずとも
＜犬も歩けば＞なんとやらで　思わぬ