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2023年08月31日22:03

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自宅で観た映画(キャット・ピープル、デビルズ・ゾーン)

今月はホラー映画特集で、
いつもは3本なんですが都合で2本レビューで。

8/29(火)
「キャット・ピープル」Cat People(1982年)
主演 ナスターシャ・キンスキー マルコム・マクダウェル 
監督 ポール・シュレイダー 
所有のブルーレイで鑑賞。
主人公であるヒロインは行き別れた兄と再会する。
夜な夜な兄は何者かに変貌して人を襲うのだが、
その血筋には、人と愛し合う事で黒豹に変身する能力を持っていた。
そして遂に彼女も愛した男性と愛し合う事で、その正体を現す。
昔からよく知っていた作品で、いつかは見よう見ようと思いがら意外と未見だった本作。
監督が「タクシードライバー」などの名脚本家であるポール・シュレイダーだし、
音楽がジョルジョ・モルダーに、主題歌がデヴィッド・ボウイに、主演がナスターシャ・キンスキーといった個性的過ぎる顔ぶれ。
オリジナルがあってのリメイク作品との事(このオリジナルは未見)
年代的にも特殊メイクが見ものでもある本作。
丁度この頃は、「ハウリング」や「狼男アメリカン」など人間が狼に変身する作品があったりしたが、こちらは豹人間。
豹人間である兄弟がナスターシャ・キンスキーとマルコム・マクダウェル。
これまた個性的な2人が、面白いのは顔がまさに猫顔(目付きなんてまさにそう)
このキャスティングの時点でもはまり役。
特にクライマックスは、ナスターシャ・キンスキーことナタキンが特殊メイクで黒豹に変身するのだが、これが変わっていて顔がそれっぽくなるのだけど、人間の顔の中から豹が飛び出すという変化球的な見せ方をするのには驚いた。
ホラーとエロという組み合わせは昔からマッチするもので、人間とSEXすると豹に変身するというエログロ展開。
ナタキンがこれまたオールヌードを惜しげもなく大胆に披露♪(ヘアまで見せている)
ナタキンは動物園の飼育係と恋に落ちるんだが、この飼育係が黒豹となったナタキンとの異常な愛情関係に発展するのは、これまたエログロな雰囲気と言い、ある種の変態的な内容がラストのシーンまで生きているのがこれまた面白い。

8/30(水)
「デビルズ・ゾーン」Tourist Trap(1979年)
主演 チャック・コナーズ 
監督 デビッド・シュモーラー 
所有のブルーレイで鑑賞。
5人の男女がドライブ中に車が故障して、あるマネキン館の親切な中年男に泊まらせもらうが、この男にはある隠された能力の持ち主だった。
初鑑賞は昔、テレビのの木曜洋画劇場だった。
若者が田舎にドライブに来ると、その土地の異常者に襲われる…といったこの手のホラーでよくあるパターンであるが、
特色なのは「悪魔のいけにえ」的な殺人鬼物+サイコキネシス(念力)
超能力ものホラーである。
マネキンのマスクを被り、自由自在に物やマネキンを念力で動かすという殺人鬼が登場。
この能力がある種チート的な能力でもある。
不可思議なのは、犠牲者側の1人の男が殺人鬼に反撃しようとすると、突如男の腕がもぎ取られ人形にされてしまう(もしかしたら実は死んでいて人形にされたかもしれない)
単なる念力物でなく、何かこう不可思議な描写が多々あるのがこの作品の魅力かもしれない。
殺人鬼を演じるのがチャック・コナーズで、昔「ライフルマン」というテレビドラマで人気あった人らしいが、何年か前に見た「マッドボンバー」での爆弾魔が印象深い。
その「マッドボンバー」に続いて、これまた異常者演技をする彼がまさにハマっている。
ちなみに犠牲者となる若者の1人に、後に「チャーリーズエンジェル」や「007/美しき獲物たち」のボンドガールで有名になるタニア・ロバーツが出ている。
考えたら殆ど限定されたロケーションで、登場人物が6人という低予算でありながらも、
アイデアで見せるという点でも面白かった。
音楽がデパルマ作品でもお馴染みピノ・ドナッジオが担当していて劇中盛り上げてるのも大きい。
念力物のホラーという事で「キャリー」に雰囲気が近い音楽でもあった。
ラストも1人のヒロインが助かった?ように見えるんだが、このラストのカットが不気味であった…
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