オープンリール・テープからCDを作り、保存したのは15年ぐらい前だったかな？
それ以来、一度も聴いていなかった音源がこれ。
たまたま時間があったので聴いてみた。
たぶん1969年の12月24日あたりだったんじゃないだろうか。
サリーの店「のっぽ」の2階に30Wぐらいのアンプ2台を持ち込んだ。
そこへベースもギターも、ボーカルマイクまで差し込んで鳴らした。
ドラムはスネアだけ本物で、あとはビニール張りのピンクの丸イス。
演奏するのはのっぽの従業員アニキ、グー、イチ。
それに友だちのタロー、そしてザ・タイガースのボーヤのヨシノリ。
この5人が、やがてアルファードとなるのだった。
この日、のっぽは2回の入れ替え制でパーティー券を作り販売。
ボクらの演奏が売りではない。
女の子たちは、もしかしたらザ・タイガースのメンバーに会えるかも、という密かな期待に胸をふくらませてやってきた。
事実、この日はサリーがやってきて、ファン・サービスをしてくれた。
ボクらの演奏はどうだったのか。
リズムはメタメタ、チューニングはメロメロ、間違いだらけの演奏だったが、とても初々しく、自分たちのホームグラウンドで遊んでいるような、気楽な気持ちで楽しんでいた。
ボクのイメージとしては、この頃のボーカルには、まったく期待していなかった。
それなのに今回あらためて聴いてみると、なかなかいい感じだったのだ。
なにより、音程がしっかりしている。
これはまったく予想外だった。
エコーもかかっていないので、せまい空間で歌うには、逆に音程が取りやすかったのかもしれない。
それにシャウトもできているし、歌もしっかりしている。
今さらなのだが、少し安心したアニキでした。
《当日の演奏曲》
�� リヴィング・ラヴィング・メイド
�� オー・ダーリン
�� ブルー・スェード・シューズ
�� ワイルドで行こう
�� スタンド・バイ・ミー
�� 朝日のあたる家
�� サイモン・セッズ（グー）
�� 七つの水仙（イチ）
�� オクトパス・ガーデン（タロー）
�� アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
�� マネー
�� アイ・アンダースタンド
ログインしてコメントを確認・投稿する