歳をとって若い頃はむしろなかった性欲が出てきて心配になる。
高校生の頃は同級生をかわいいと思わず、性欲なんかまったく感じたことがなかった。
青年になり仕事をしていてもそれは同じ、性欲は性欲で他の人と同じでヌードグラビアなどを見るくらいだった。
ところが40歳中盤あたりからおかしな性欲を感じてきた。
歳をとると若い人を見て元気をいただくようなところがある。
自分には失われた青春、若さを、若い人を見て「自分もこんなことがあったな」と思うことで、元気を取り戻すのだ。
ただもうひとつ、本能的なものも感じる。
人間も生物なので、子孫を残したいとという本能的なものがある。
男の場合、やはり気の合った人、多くの女性と交わることで可能性が広がる本能的なものがある。
若い頃だとチャンスはいくらでもあるので、そんなに性欲は感じない。
ところが歳をとると、もう仮に結婚しても子宝に恵まれる可能性がなくなってくる。
おそらく「急ぎなさい、もう何年もないですよ」ということなのだろう。
できれば性欲に悩まされることもなく、60歳くらいまで元気でいたいけど。
豊臣秀吉と淀君は約30歳違い、今の感覚からするとロリコンみたいにも見える。
しかし歳をとって、主君の姪を手に入れ子供までなした。
残念ながら淀君も秀頼も非業の最期をとげ、幸福にはできなかったが、多くの人の涙を誘った。
仮におね様に子供ができたとしても、家柄の違いから淀君の子が優先された可能性もある。
それはともかくとして、歳をとって若い恋人ができ、意外にも気があって子供まで授かるというのは、苦労した老人としては幸福なことである。
夢ではあっても、いいなとは思う。
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