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2023年08月07日16:07

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中央アルプス千畳敷スキー場

今回は令和5年のGWに長野県の中央アルプス千畳敷スキー場に行った時の記録です。
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中央アルプス国定公園の駒ヶ岳ロープウェーで登った先に千畳敷カールはあります。
このロープウェーも乗り場に行くまでが大変で山の麓のバス乗り場から30分ぐらいかけて移動する必要があります。
自家用車など一般車両は乗り場までは進入禁止ですので。
しかもこのバスは本数も少なく、最終便も結構早い時間になくなるので宿泊前提なら時刻表も確認しておくべきでしょう。

30分ぐらい酔い止め必須の狭い山道をバスに揺られて移動してロープウェー乗り場に着いたら、今度は1時間に1本しかないロープウェーで標高2612メートルの山頂駅に移動します。
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この山頂駅は日本で一番高いところにあるロープウェーの駅だそうですが、この山頂駅が千畳敷カールへの入り口兼ホテルになってます。
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これが山頂駅に直結したホテル千畳敷の外観となります。
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千畳敷カールでは6月ぐらいまで雪が残っているのでここまで来たらちょっとでも滑りたいですね。
昔はロープトゥが設置されており、4月から6月までロープトゥが動いていたようです。
しかしそのロープトゥも撤去されて今はスキー場としては機能してません。
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搬器はないので自分の巡礼対象外なのですが、ホテル自体は残されていることや大変尖った特徴があるスキー場だったと聞いておりどうしてもこの目で見ておきたくてGWなのに行ってしまいました。

このスキー場には搬器はもうありませんが「自分の足で登るなら滑っていいよ」ってスタンスなので、昔のスキー場営業期間の4月から6月までにこだわらずに好きな時期に行けそうですね。
スキー場じゃないのでもちろん雪面が圧雪してあったりしないので今回スノーシュー持参でハイクアップすることにしました。
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確かに、ハイクアップしているスキー客も確認できました。

ホテルを出るとすぐそこは千畳敷カールへの入口。
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宝剣岳だそうです。

千畳敷カール入り口にある駒ヶ岳神社でお参りをしたときに隣に看板があり「ここから先は冬山完全装備(アイゼン、ピッケル等)で」の表記でした。
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要するにつぼ足はもちろんのこと、スノーシューぐらいじゃ登れないよって事です。

でも自分はそこまでの冬山装備は持ってきておらず、迷ったけどとりあえずスノーシューで登ってみることに。
その時の積雪は約2.5メートル。
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外気温は0度ぐらいで快晴だったので登れるかなと思ったのですが、思ったよりも雪山の斜度が高く、しかも雪では無くてほぼ氷だったのでちょっとしか登れませんでした。
スノーシューは雪なら登れるけど、氷道ならアイゼン+ピッケルじゃないと厳しいね。
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この装備では山頂など全然無理でちょっと登っただけでしたが、千畳敷カールの雰囲気は分かりましたよ。
名前の通り、カール(お椀型のくぼみ)になっているんだね。
中央アルプスも綺麗に見えるね。
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もうGWで雪質も悪いし、圧雪してある訳でもないし、ボーダーが楽しめる様なコースがある訳でもないのです。
分かっていたことですが。
という訳で、十分に滑れたとはいえない内容ですが、記念ハイクはできたかな。
現在の千畳敷カールは滑りに行くところじゃなくて「登りに行くところ」と考えた方が良さそうです。
滑るなら本格的な冬山装備は必須ですね。
ロープトゥがいつか再開してくれればまた来てみたい所ですが、ロープが外されているだけでなくプーリー自体撤去されており再開の可能性はかなり低そうです。

ここで滑るなら日帰りを敢行しない限りホテル千畳敷に宿泊することになると思いますが、このホテルも面白いです。
標高が異常に高いところにあるホテルなので仕方ないですが、水や電気は貴重みたいです。
部屋に風呂やトイレも基本ないし、ドライヤーもホテル全体で2本しかなかったりします。
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部屋には高山病についての張り紙が貼ってあったり。
部屋こそ簡素なものの、施設は一階部分は最近更新されたようでとても綺麗でした。
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ホテルからも普通に雲海が見えます。
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スキー場や一般的なホテルとは全く違う世界が広がっていましたが、こんな異世界にも外国人観光客がたくさん来ていたことも驚きでした。
そしてこのホテルは「日本一空に近いホテル」という触れ込みで星空が綺麗に見えることがウリ。
外に出たらもちろんのこと、部屋からも普通に星空が綺麗に見えますよ。
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自分が宿泊した日には若干雲がかかっていましたが、それでもスマホでも映るぐらいの星が見えましたよ。
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というわけで、ここは滑り目的ならバックカントリー好きな方、冬山登山が好きな方でかつ非日常感を求めている方以外にはおすすめできないですね。
一般的には雪が完全に溶けて普通に歩いて登れる状態になった時に山頂駅から登山するような楽しみ方や、自然や星空を楽しに泊まりに来るのが王道なのではないでしょうか。
それでもスキー場巡りが好きならば一回は来る価値はあるかもしれません。


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