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2023年07月16日16:44

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疼く

暑い。そして歯が疼く。金曜の昼頃から奥歯がずきずきと痛み出して、歯科の閉店間際に滑り込んで診てもらったが、じゃあすぐ抜きましょうとはいかないそうで、次回までに抗生剤と痛み止めで炎症を抑えてからということで。痛み止めを飲んでいるからとりあえず痛みは治まっているものの、せっかくの3連休も家に籠って鬱々と過ごしている。せっかく美味しいものが食卓に出てきても、奥歯で嚙まないようにそろそろと食わなければいけない。みじめである。

アニメでふしぎな駄菓子屋「銭天堂」というのがあるが、もしたどり着けるならば紅子姉さまに30年若返るお菓子はないかと是非お願いしてみたい。この歳になると年中体のどこかしらが痛んでいるので、肩こり腰痛のないあの頃に戻ってみたいものだ。もっとも自分だけ健康なうちに身近な人間がどんどん亡くなってしまって気がつけば浦島状態というのも困るので、その間の老いを引き受ける玉手箱もセットでもらわないと。もういいかと思ったら玉手箱を開けて、そのままポンッ!シュルルルと安楽死できるなら最高なのだが。

しかし浦島太郎っていう話は実にひどい話だね。そこらへんはバカリズムがしっかり解説してくれている動画がYoutubeにアップされているので詳細は避けるが、この話の一体どこに子供に聞かせるような教訓があるのか、実に謎だ。それを言えば「ごんぎつね」とか「大造じいさんとガン」とかもひどい話で、今でも小学生の教科書に載っていたりするのだろうか。軍備の増強と抑止力の重要性を説く「3匹の子ブタ」なら話は分かるんだけどね。

今週の映画は「ザリガニの鳴くところ」(監督:オリビア・ニューマン/出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ)を観ました。全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた…。

原作を読んでから観て大正解の映画。なかなか長大な原作の世界を実に美しく(やや綺麗すぎる感もあるが)映像化しているが、やはり原作を読んでいないと理解しがたいところはあるだろうな。ラストのクレジットにかぶるテイラー・スウィフトの歌と動植物の挿絵まで、よく作りこまれたいい映画である。

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