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2023年05月26日23:51

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憑依型ロールプレイ

ちょっと青天の霹靂だったので。

私は遊び事でキャラを練ってロールプレイをするゲームが好きで、それに準ずる遊びを結構楽しませていただける環境にあるのですが。
そんな中「演じる」をエンタメにしたアクタージュを友人の悪意ある善意で薦められて生殺しのお預けを頂戴したのですが。

ちょっと今見ているアニメにはそれのアンサーにちかいというかそういうコンテンツを提供いただいていて満たされる思いです。
ずーっとあれからぽっかり穴が開いていたんですよね、ああいう題材でまた何かエンタメ見たいなって。

今週とあるキャラが「憑依型のロールプレイをしたのですが」
正直視界が開ける感覚がありました。

結構久しぶりに「あの花」を見た時のような感覚に近いでしょうか、毛色は全然違いますが衝撃としてはそのレベル。

プロの演者さんが言う意味で「憑依型ロールプレイヤー」は自分を天才というような痛いやつ認定だそうですが、ことお遊びのコンテンツで楽しむならばそれは良いスパイス。

プロの演技だと憑依なんて逃げの言葉で片づけずにキャラに寄り添う、キャラを俯瞰する、感情移入が上手くできたっていうらしいです。

私も過去コンベンションのような公演型のエンタメコンテンツで憑依型?と見て取れる方の演技に絆され泣いてしまったことがあります。

はじめましての方で一期一会の中、子供の死に母親キャラとして懺悔するシーンでした、私はその死んだ子供にだけ接点がある学者キャラ、比較的うんちくをたれる一世を風靡する
プラズマが云々いうような科学者ですよ。

ただそのシーン、憑依型の演技される方の場の支配力が凄くて、あたまにうかんだことばが口から出ない。
感覚で言うならば葬儀に行った時のうかつに言葉が出せない・・・そういう場の重苦しさが本気で流れてて

自分とそのキャラとの接点の糸が「そこまでではなかったんだ」と本能レベルでわかるレベル

その場を創るキャストの一人であるはずが一瞬で熱量で吹っ飛ばされて「傍観者として」魅入ってしまう

キャラクターの鎧を熱量で溶かされて「自分として、モニターの外として」その作品を観てしまう

気づいたら母親のロールに感情移入してもらい泣きする始末。

私として作品を観るならそれでいいが、自分のキャラとして茶化しの一つもしないで同じテンションで涙を流すのは物語として違う

隣に住んでる人が家族と同じテンションでショックに暮れるのは場違いだ、勿論ありだが、それを赦せるロールづくりや立ち回りをしてるならまだしもそうしてないで
ギャグ枠で暴れててお涙頂戴だけ自分に戻って泣くのは違う。

でも私はプロの役者ではないし、演技のエンタメで遊ぶ側なので問題は無いのだが。

本気の演技を観れたのはとても良かった、今では知り得ないけど役者さんだったのかな。

TRPGやマーダーミステリーなんかでキャラが降りてくる〜なんてよく言う話だし、友人からも「割と憑依型ロールじゃない?」と言われるけど。
昔は追体験型だと思ってたし、憑依とまではいかないとはおもうけど(感情移入はするしキャラ設定は相当練り込む)

いずれにせよ推しの子では久しぶりに憑依型の演者キャラに出会えて多分、恋してる。

心臓がバクバクして寝れなくて、この感覚相当懐かしい・・・。


こういうキャラ性の子・・・今やってるTRPGのシナリオで使いたいなぁ・・・こういう作品観ると私、一気に筆が乗るんだよなぁ。
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