4月29日の、「世界ふしぎ発見」は、モンサンミッシェルだった。その最後のクイズで。写真が呈示され、これは何かと聞かれた。
正解は野々村君だけだった。私は講義で使った史料だったので、分かった。
腕木式信号機である。発明者の名前からシャップの信号機ともいわれ、18世紀末から、百年ちかく使われた。フランスに数千カ所あったと言われる。腕木のパタンの組み合わせがメッセージになる。モンサンミッシェルにあるとは、知らなかった。
小説「モンテクリスト伯」では、主人公のモンテクリスト伯(エドモンダンテス)が、この信号機の管理人(中継技師)を買収して、偽の情報を送る。その結果、仇の銀行家が破産する。
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