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2023年04月10日15:57

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日本人の覚悟の問題

■技能実習は廃止、政府が提案 国内での「人材確保」明記した新制度へ
(朝日新聞デジタル - 04月10日 11:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7369774

実習生の制度を運用面でやってきた側からするとこういういかがわしいシステムをアクロバチックにやることの根本は業界の体質の問題がある。
日本人を雇おうとした場合、価格が合わないから材料を作るのも外国、資材を輸入して作らせるのも外国人、中小企業の経営者層が自分の生活水準を落としたくないから経費を削るために外国人を使う。業界は作る方と売る方が分かれている場合、売る方が上から目線で価格を上げさせずに作らせようとし出来ないと言われたら他社に替えると脅される。

業界としての問題はこのいくつかの要素があって実習生を使わざるを得ない事情がある。

もう一つは日本人の覚悟の問題だ。
「日本で原材料を作って、日本人の手で開発、製造、販売したら価格が今の10倍になります。」

この条件に文句なしに付いてくるなら実習生の問題などすぐに解決する。
出来ますか?
出来ないなら外国で作って輸入するしかない。その代り日本人の就職先は確実に減る。
一円安いものを買おうとする今のケチな日本人が10倍アップする価格を受け入れられるはずもないが放っておけば2択しかない。

10倍の根拠は残業させない、休日出勤させない、労働時間は減らして給料は2倍払うというような条件を付けないと今の人々は製造業では働かない。それは製造に関わらずどこの産業でも同じだろう。それほど日本人のマインドは緩くなってるということ。

それは悪いことではない。労働環境を国際基準に合わせ、コンプライアンスを厳守し、優遇策を講じて豊かな生活を約束するのだから良いことと言える。

そうなるとコストも上がるし、納期は流動性を増すしそれでも受け入れますか?という話だ。無理!というなら安い外国で作ってもらうしかないが、中国やロシアが支配を強める発展途上国で日本が自由に工場を作れるところがあるのか?という問題。

どこか砂漠の真ん中やジャングルの縁の工場で管理する日本人が居るか?という問題。

根性のある人は皆、高齢者。

まぁ、こっちも無理でしょうな。
すると日本人の雇用の問題、十分な給料、豊かな生活(そうなれば結婚する人も多くなるだろうし、先で少子化も止まるでしょう。)を保証し日本人に働いてもらうしかない。

正直、最後に問われるのは日本人の覚悟だけなのだ。

そこには政府の覚悟も問われる。

中小企業の経営者の覚悟も問われる。

消費者としての覚悟も問われる。

世の中には調子の良い話は存在しない。
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