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2023年04月07日12:36

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ニューオーリンズの旅1

アメリカに赴任する際、欧州と違って歴史の浅い町を見ても面白くないなぁと思っていた自分が例外的に行ってみたいと思っていた米国の都市がボストンとニューオーリンズ。この2つだけは町並みが欧州並みに面白そうに思った。

ボストンはオハイオ州から直行便も豊富なので赴任後すぐに行った。一方でニューオーリンズ行きは航空券がとにかく高い。全米でも有数の観光都市で週末や連休付近の値段が上がるため、国内なのにだいたいパンデミック前の日米往復航空券代ぐらいの値段だ。
ルイジアナ州の夏の気候は凄まじい蒸し暑さで、湿気に慣れていないアメリカ人はもちろん、日本人ですら耐えがたい湿度と聞くので、快適な冬の間に訪問しようとするから航空券代が高いのだけど。

このままではいつまでも行けないので、全米で顧客満足度最低のLCCとして有名なスピリット航空を使うことに。

3/24(金)
早朝の空港。普通は自分は発券機かカウンターで搭乗券を貰うが、今回は自宅でプリントアウトしてきた。というのも空港で発券機やカウンターを利用すると$25の手数料を取られるらしいので。

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チケット代は一般の航空券が$900前後に対して$400台。座席指定が有料、飲食物が有料、リクライニングがない、頻繁な遅延や欠航、機内持ち込み荷物も有料などの特徴があり、職場のアメリカ人たちに話すとその評判は見事に最悪。たとえどれだけ安かろうと自分は決して乗らないという人もいて、よほどサービスが酷いのだろう。
自分も$400vs$600ぐらいならスピリットは選ばない。だけど7万円ほど浮くのであればリスクは受け入れたい。
まぁ3割ぐらいの確率でその日のうちに目的地にたどり着かないのだろうなと覚悟しての出発だ。それも話のネタになる。

狭いだけでなく、安っぽさが染み出た座席がそれらしくて良いね笑
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手荷物のサイズ制限は、45cm×35cm×25cmとかなり厳しく、このサイズチェック機を通らなければ$100罰金だ
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乗り継ぎ地はオーランド。ディズニーワールドで世界中から集客する町。
暇なのでターミナル間モノレールに乗ってフロリダの南国の景色を見る。
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さて、ようやく次の便の搭乗時刻。ゲートでみな並んでいる段階になって・・・
「20分遅延します」とアナウンス。
しかし電光掲示板は"Last Call"となっており、遅延状況が反映されないので混乱している客も。
予想通り20分をとっくに過ぎても搭乗は開始されず、今度は「いつ飛ぶかはアナウンスできません」というアナウンス笑
電光掲示板は更新されず"出発済"の表示だ。遅延の理由は不明。

機材を変えたのか、別のゲートに案内されて2時間後に飛ぶことが出来たが、搭乗開始のアナウンスで歓声が上がった。アエロフロートロシア航空では着陸時に乗客が拍手することを思い出した。普通に乗れることは当たり前ではないのだ。

朝2時半起きなのでもうくたくた。
ルイアームストロングニューオーリンズ空港に到着し、タクシーで路面電車の始発駅へ。タクシーはUberでも高い($49.42)。観光地なんだから空港アクセスの電車を整備しろよ。
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この路面電車は現役で動いているものの中では世界最古。1835年営業開始。
これに乗ってガーデンディストリクトという閑静な住宅街を散策する。
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ニューオーリンズの街並みの特徴は、柱やバルコニーや柵などに施された繊細な細工。
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あとは木々にネックレスを付けるのが趣味(?)の様子。
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このあとは有名な第二次世界大戦ミュージアムに行きたいのだが、路面電車が乗客いっぱいで来ても通過してしまうので乗れない。
シカゴから来たアンドリューという旅行者と話しながら電停で30分以上待ったが、仕方なく2人とも各目的地へタクシーで。自分はテスラに初めて乗った($12.92)。

半日過ごすサイズの規模のミュージアムなのに、スピリット航空の遅延と路面電車が来なかったことで見学時間は1時間強しかない。入場料高いのに($33.95)。
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ここでは日本軍はヒトラーと並ぶ敵扱い。当時の日本ではアメリカ人を怪物のように描いていたとかを説明している。
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メイン通りのカナルストリート。このすぐ近くにホテルを取った。
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この立地で週末の1泊3万円弱と言うのは相当安いらしく、アンドリューは自分は1泊6万円ほどだと言っていた。湯船がないのが残念。自宅に湯舟がないのでホテルに来た時だけは入りたいのに。
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昼ご飯を食べていないので夜は早めに人気レストランへ。
その名もガンボショップで、ガンボはアメリカ料理の中でも自分が最も好きな料理の一つ。
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写真映えはしないが、オクラのとろみのあるスープで、ここのガンボは店名が店名だけに確かに抜群に美味い。
もう一つはザリガニのハヤシライスのような料理。
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コース料理で、質の割にかなり安かった ($60.11)。やはり店を出るころには待つ人で長蛇の列に。

日が暮れてくると市街地であるフレンチクオーター内は観光客で一層賑わってくる。
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ここは北米では超例外的に"屋外での飲酒が許された"街。
爆音の音楽、大道芸人、酔っ払い、馬車、なんかよく分からないパレード(通行人にネックレスを次々と投げる)と、カオスなエリアだ。

【ニューオーリンズ泊】

→続く
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