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2023年03月19日22:18

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韓国版「ウエスト・サイド・ストーリー」

2/19(日)ソウルにある忠武アートセンター 大劇場へ行ってきました。

実際に劇場へ足を運んで、ジュンスが出演するミュージカルを見るのは、
2020.2.20シャルロッテシアターで見た「ドラキュラ」以来でした。
いや〜長かった。3年も経ってしまった…

いつもなら、最低2回は見るけれど、トニー役はトリプルキャストだし、
公演期間が終わりに近いし、ようやく渡韓し始めた日本人客を見込んで、
ジュンスの出演日を土日に設定してくるだろうと見込んで、金曜〜月曜までの
3泊4日で、楽天トラベルで飛行機+ホテルのツアーを12月に予約しました。

しか〜し、最終キャストスケジュールが発表されて、ビックリ!
なんと私達の日程だと、日曜日の昼しかジュンスの出演日がない。
もう1日早く行って、木曜日に見るとしても、マリアは同じ人だからなぁ。
そして、何よりジュンス出演日のチケットが、余っているという異変。
いくら「ウエスト・サイド・ストーリー」とはいえ、なんでだ?
普段は、自分が見る前に、他の人の感想とかは見ないんですが、
韓国版「ウエスト・サイド・ストーリー」をいくつか見ました。
なるほど…アンサンブルがイマイチなのか…
ハッキリ言って、群舞こそ、見せ場ともいえるミュージカルなのに…
「学芸会のようなダンスに、お金を払うなんて…」という地元韓国の方の意見もあったり…

「ウエスト・サイド・ストーリー」は、遠い昔、映画や劇団四季の舞台と、
2012年7月に、東急シアターオーブのこけら落とし公演で見ました。
こけら落とし公演は、ブロードウェイのリバイバル版で来日公演でした。
しかも、意図せず、最前列のど真ん中で見たんですが、めちゃくちゃ期待していたのに、
やはり男性アンサンブルが、ひどくてねぇ〜ガッカリしたその記憶が蘇ってきました。

燃油サーチャージが高いこのご時世にしては、飛行機はLCCだけど、明洞の世宗ホテルに宿泊するお得なツアーを捨て、
更に1泊プラスし、同じマリアで、他の主要キャスト2人が違うのを見るために、更にもう1枚チケットを買う。
散々友達とも検討した結果、私の中では見たいベストキャストに近い1回だけにすることにしました。
宿泊費、チケット代を更に出して、やっぱりアンサンブルにガッカリしたら、間違いなくもやもやするから…
その代わり、なんとしても、1階前方席のチケットを取ると…
何日か真夜中頑張って、1階左ブロック中央より7列目で観劇できました。
何度か、ジュンスが目の前で歌うシーンがありました目がハート

忠武アートセンターの外観
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忠武アートセンター玄関脇
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忠武アートセンター1階の柱
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建物横の中庭?みたいな場所にあったのぼり旗

トニー:ジュンス(もう少し正面から撮れば良かったわ)
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トニー:パク・ガンヒョン
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トニー:コ・ウンソン
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ファンサイトが特別に飾ったと思われるコ・ウンソンさんのパネル
センター内のカフェにも、何か飾られていたように思います。
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マリア:ハン・チェア
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マリヤ:イ・ジス
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リフ:チョン・テグン(VIXXレオ)
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センター2階のフォトスポット
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公演グッズ(光っていて、見えにくいかも)
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うーん、正直欲しくなるようなものはなかった。
これじゃ、30%引きしても、売れないのでは??
今、日本では流行ってる、各キャストのアクリルスタンドでも売ればいいのに…


この日のキャストボード
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2階の柱にあったキャストの写真
この日のキャスト順にすると、


トニー:ジュンス
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マリヤ:ハン・ジェア
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リフ:ペ・ナラ
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アニタ:キム・ソヒャン
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ベルナルド:イム・ジョンモ
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他のキャストの方々(のぼり旗と同じだけど、ない方もいたから…)

トニーパク・ガンヒョン
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トニー:コ・ウンソン
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マリヤ:イ・ジス
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アニタ:チョン・ナヨン
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リフ:チョン・テグン(VIXXレオ)
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ベルナルド:キム・チャンホ
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舞台
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いや〜舞台装置は素晴らしかった。照明とかの雰囲気も良かったし、
プロジェクションマッピングの使いかたも良かった。
2階の部屋への階段とか、そういうところの動きも見えて、良かったと思う。

ここから、ちょっと辛口かもしれませんが、正直な感想を書きます。
不快に思わせたら、すみません。

男性アンサンブルのダンスが、公演期間後半なのに、やっぱり期待した感じではなかった。
キャストの身長が、見事にバラバラだったせいもあるかもしれないけれど、それならそれで
手前に身長の低い方で、後方に高い方を持ってくれば、フォーメーションが少しは綺麗に見えたのではないかと思う。
しかし、それよりも、男性陣はダンスが苦手な人ばかり集まったのではないかとさえ思った。
女性陣は、良かったんですよね。キレもあったし、足も高くあがっていたし…
まぁ、女性はスカートだから動きやすいけど、男性のパンツは、収縮性がない生地なのか、動きがねぇ〜
私の印象では、「男性陣はミュージカルの舞台初めてか、どこかの大学の演劇学科の生徒を集めたのか?」という感じ。
逆に、オーディションして選んだとしたら、ありえないと思うんだけど…
何かのアンサンブル賞を受賞していたと思うけれど、どのあたりを評価されたんだろう…

アンサンブルといっても、各自が役名があって演じているから、他のミュージカル作品でアンサンブルが何役も演じるのとは違うけどね。
唯一、ベルナルドが妹マリアの交際相手として選んだチノ役の人は、マリアに兄の死を告げた時、トニーの事を心配したのを見た時の表情とか、
トニーを殺してしまった後の表情とか、微妙な心情をうまく表現されてると思いました。

それにしても、振付の先生は、この仕上がりでOKだったのか、諦めたのか…
演出家は、舞台全体を通して、これで満足できたんだろうか。
調べたら、協力演出・振付はブロードウェイのオリジナル振付家ジェローム・ロビンスの公式継承者フリオ・モンへさんらしいが、
きっと、実際彼らを見たわけじゃないのかもね。
演出は、過去に韓国ミュージカルアワード演出賞受賞し、最近の話題作を色々手がけるキム・ドンヨンさんという方のようです。

そうそう、今回見て、「このシーンいらなくない?」と思ったのが、2幕冒頭のシーン。
ジェッツ団のメンバーと警官達とのやりとり。
1幕で、リフとベルナルドが亡くなり、トニーが絶望の中で終わってるのに、
しかも、「いつ終わるんだ?」と思えるくらい、ちょっと長めのシーン。
あんなシーン、今までもあったのかな〜。あったけど、1幕と2幕の切れ目が違っているのか???
今年7月にワールドツアーが来日するけどね。でも、きっと見に行かないです。

マリア役のハン・ジェアさんは、とても可憐な声をしていて、恋する乙女の気持ちが表情からも伝わってきました。
そして、トニーを失い、ピストルを構えた時、目に見えない怒りの圧のようなものがありました。
それまで、か弱さ、可愛らしさ全開だっただけに、雰囲気が一変してました。

リフ役のペ・ナラさんは、親友トニーであるジュンスとの関係性が、とてもいい感じでした。
グループを率いているけれど、トニーの前ではリラックスしていて、甘えてるようにも見えて…

ベルナルド役のイム・ジョンモさんは、見るからに筋肉質な感じで、ペ・ナラさんのシュッとした雰囲気とは違ってました。
妹を溺愛しているのが、よくわかりました。

そして、やっぱりアニタ役のキム・ソヒャンさんは、とても素敵だったぴかぴか(新しい)
キム・ソヒャンさんは、他の作品でも拝見してるけれど、間違いなくダンスが得意なんだろうなぁ。
とても、楽しそうに、しかも、キレキレで踊ってる上に、歌も素晴らしかった!
ソヒャンさんがいるから、女性陣のダンスは、更に完成度があがっているんじゃないかとさえ思う。
愛する人を突然失った悲しみの中、可愛いマリアの為に動いたのに、善意が踏みにじられて…
お互い、愛する人を亡くしたアニタとマリアは、それぞれ、どう生きていくのだろうと思う。

トニー役のジュンスは、久しぶりに、普通の人の役。
「ウエスト・サイド・ストーリー」だから、できれば、キレキレのダンスが見たいけど、
当然、トニーに、そんなシーンがないのは、わかっていて…
マリアと出会い、一瞬にして恋におちて、マリアしか見えなくて…
キラキラした目で愛するマリアと語り合う様子は、どこか「December」で演じたジウクにも見えて…
そうそう、個人的に『Tonight』の出だしだけは、韓国語でなく、「Tonight〜♪」にしてほしかったなぁ。
マリアの死を聞き、自暴自棄になって、外に飛び出したけど、生きてるマリアを目にした時の
信じられないけど、嬉しさがこみ上げる感じが、切なかった涙結果がわかってるだけに…
毎回言ってるような気がするけれど、いつか、悲恋じゃないものを演じてほしい。

一部満足できない部分もありましたが、男性アンサンブルの方々が頑張っているのは、勿論伝わってきました。
しかし、お金を出して見に来ているだけに、高い完成度を求めてしまいます。
分野が違うともいえるけど、K-POPアイドル達が、一糸乱れぬダンスを見せてるだけに、韓国ミュージカル界のダンスのレベルも高いと勝手に期待しちゃっていたのよね。
勿論、勝手に好きで海超えてまで見に行ってるし、長年色々舞台を見てきているから、わかってますけどね。
どんな舞台にも、ある意味リスク(どう表現すべきか、わからない)込みなのはね考えてる顔

ちなみに、今年7月に、ワールドツアーしているカンパニーが来日します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002202.000012949.html

公式HPは、https://westsidestory.co.jp/

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