今日から折を見て、先週の3日4日に出掛けてきた和歌山旅行の話を書こうかと思います。
今回は前夜21:25東三条駅発の南海バスに乗車。
京都駅で下車して『なか卯』で朝食後、6:33発の新快速で新大阪駅まで、
そこから白浜アドベンチャーワールドタイアップのパンダ車両・特急『くろしお1号』に揺られること2時間弱。
和歌山県中部の御坊駅にやってきました。
和歌山県、実は2001年に那智の滝とか見て和歌山市内で和歌山駅〜和歌山市駅を電車とバスで往復しただけで、それ以来の訪問となります。
御坊市の中心部からは外れていて、この駅から出ている紀州鉄道線が中心市街地へと走っています。
現在の延長は2.7km、京成電鉄と相互乗り入れしている千葉県の成田空港にある芝山鉄道を除くと、単独運行している私鉄としては日本一のミニ鉄道です。
紀州鉄道というと有名な会社ですが、もともとは御坊臨海鉄道だったのを買い取って、
「鉄道会社」の看板で信頼を勝ち取る形で現在まで走らせています。
(買収の過程を見ると「磐梯急行電鉄の元経営陣」なんてのが出てきて、「おいおい」ということになってしまうのですが

)
話はさておき、この御坊駅の隅っこから紀州鉄道線はスタートします。
駅舎はなく、JRの改札を通してもらって1番ホームを和歌山方面へ行くと、
階段の向こうに紀州鉄道線のホームが現れます。
ICOCAなどでJRを乗り降りする方のために、入出場を処理するICカードリーダーがあります。
しばらくすると、紀州鉄道線の列車が姿を現しました。
車両はKR205、もとは信楽高原鉄道の車両です。
紀伊田辺からの和歌山行きと、新大阪へのくろしお号が接続する時間帯ですが、
降りてきたのは2人。
早速乗り込みます。
他のお客は2人でした。
御坊駅と次の学門駅との間が一番長く、4分掛かるのですが、
エンジンを少し吹かして、あとはのんびりトコトコと走っていきます。
走行するうちに、列車は御坊の市街地へ。
2つ目の駅が、中心部に近い紀伊御坊駅です。
路線内で列車のすれ違いは生じませんが、ここには小さな工場兼車庫や引き込み線があって、他の車両も停まっています。
引き込み線の奥に押し込まれた車両、今は動いていませんが、初期の富士重工製レールバスで、顔がまんまバスの5Eボディ
バスの5Eボディも何台も残っていないですが、このレールバスもあとは同じ和歌山県にある有田川鉄道公園だっけ?(旧有田鉄道金屋口駅)に残っているだけでしょうか。
3つ目の市役所前駅に停まって、4つ目が終点の西御坊駅です。
ここまで所要時間8分、運賃は180円。
この光景がとても令和の世に思えません。
ちなみに紀伊御坊駅以外は、全部無人駅です。
駅ノートが置かれていたので、折角だから記帳してきました。
踏切が急に鳴ったので、あれ??と思って振り向くと、
今乗ってきたKR205が紀伊御坊駅へ向けて帰っていきました。
時刻表上はここで30分以上滞在できるので、「えっ帰るんだ!」と思ってしまいました。
それにしてもこの鉄道、数年前に脱線事故を起こしたせいもあるのか、
真新しいコンクリート枕木と締結具が入っているところが結構あり、最近バラストの補給も行ったようでした。
意外と整備がしっかりしていて驚きました。
実はこの路線、かつてはもうひと駅先まで走っていたのですが、
廃線跡は橋が外された以外、レールがそのまま残っていました。
さて、30分くらい時間があるので、寺内町と呼ばれる御坊の古い街並みをちょっと散策してみることにします。
私が行ったのとは逆の西側は、国道沿いにロードサイド店が並ぶ地方の典型的な街なのですが、こんな看板もなんかとても令和の世とは思えないですね。
昭和の時代に建てられただろうお店も多いのですが、こういう、恐らく焼杉の外壁であろう古い家や、土蔵を持った家などがあって歴史を感じさせます。
日高別院というところまで歩いてみました。
幼稚園がこの奥にあるみたいで、開門時間が決められているようで、
別院の敷地へは入れませんでした。
そういえばこの日はひな祭り、並びにあったお店の居抜きっぽい共産党議員の事務所のショーウィンドウには雛飾りが出ていました。
(だからやたらと共産党のポスターが多かった。自民党はといえば二階氏や世耕氏といった超大物のポスターが時折見受けられたのだが)
西御坊駅へと戻ります。
今度はさっきのKR205と車両が入れ替わって、同じもと信楽高原鉄道のKR301が停まっていました。
KR205はロングシートでしたが、こちらはボックス席もあり何やら不相応な感じです。
西御坊駅から乗ったのは私だけでしたが、紀伊御坊駅で3人、学門駅で高校生が4人乗ってきて、さっきよりは少しマシという感じ。
傍目にはよく残ってるなというレベルですが、線路の整備など見るに、
やはり2億円程度出ているという赤字事業でも会社の「看板」としてやめられないのでしょう。
というわけで、また8分揺られて、JRの御坊駅へと戻ってきました。
11時前のこの時間は、新大阪行きのくろしお号と、この御坊駅で折り返す和歌山行き、紀伊田辺行きの普通列車に接続します。
ただ、駅にはそれらの列車に乗ると思しきお客はそんなにいないようでした。
この後は、御坊での2つ目(と3つ目)のミッションをこなすのですが、
その話はまた後日、ということで。

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