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2023年03月07日04:54

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日本と中国の漢字違い


中国から日本に漢字が入ってきました。中国といってもあまりにも広すぎますので、現在で言う中華人民共和国の中央部分の河南省を中心に、河北省の南部、山西省の東部、山東省の西部あたりを昔は「中原」と呼んでいるそうです。

この地方に住んでいた人を「漢族」といいます。我々日本人がそのように呼んでいるというのではありません。中国に住む人たちがそうように呼んでいるのです。中華人民共和国の総人口の95%はこの漢族の人たち、英語で言うとチャイニーズです。

今は随分広い範囲に住むようになってしまいましたが、昔は中原地方に固まって住んでいたそうです。この漢族の言語が「漢語」です。日本では、この「漢語」という言葉を漢字で書く日本語というような意味で使用している人が多いらしい。

「漢語」というのは漢語の言葉です。日本の学術用語で言うと「シナ語」ですが、中国では「漢語」と言っています。「中国語」という言い方は、日本人だけがもちいる呼称なのです。「中国語」といえば中国の言語ということになりますが、中国は日本と違って多種族多言語国家だから、多数の言語の総称ということになります。

単一の言語をさす呼称としては「インド語」なんていうのはおかしいのと同じです。漢語を書き表す文字が「漢字」です。つまり、「漢族」という人がいて、その言語が「漢語」で、その漢語を表記する文字が「漢字」なのです。

漢語が、日本に入ってきたのが千百年前だから、それまで既に二千年くらいの歴史があります。中国には二千年も前から文字があったのに日本にはなかったのです。これは、中国の文化はすぐれている文化であり、日本の文化は劣っていた文化だと思っている人がいますが、そうではありません。

中国の文化は早く生まれた文化であり、日本の文化は遅く生まれた文化なのです。文化も個人と同じで、早く生まれるものもあり、後から生まれるものもあります。早く生まれたか後に生まれたかは、優劣とは関係がありません。

これは個人について考えてみれば誰にでもわかることです。日本の文化は、中国の文化よりずっと後に生まれた文化なので、言語も未発達であり、独自の文字を持つに至っていなかったのです。

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