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2023年02月05日17:36

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徒然なるドラマ鑑賞

てのひらに発疹が出てしまい4ヶ月くらいになる。激痛が走るので、綿手袋をしているのだが、手を使うことはほとんど封じられていてシコることもままならぬ。
漢方療法も試みているが、なかなか芳しくなく、生活習慣から改善していこうと考え、いろいろと断っている。基本は、早寝早起き、酒煙草は辞めた。
おかげで、チャリダー生活は封印した。だいぶフラストレーションだが、運動して基礎代謝はあげたほうが良いので、ランニングは定期的に実施している。出来る範囲で身体のパフォーマンスはあげる努力はしていかねば、と思う。

まあ、齢51でもあり、そろそろ手放しで健康を謳歌できる年齢でもない。こういうときはプラスに考え、内臓疾患などの大病へ至らなかったことを幸いと思って、身体が警告を出しているんだから、健康のため生活を改善していくチャンスと捉えている。
というわけで、物静かに過ごす日々なんだが、余暇には、映画やドラマなどをたくさん観ている。相撲や競輪もよく観るし、こんな生活も良い。
もともとは、本を読んだり映画を観たりするのが好きなインドアな性格なので、これはこれで楽しい日々である。
それにしても、昨今の映画とかドラマって面白いねえ。
昭和の頃の役者って、味があって特に演技が下手でも存在感で持っちゃうスターがいっぱいいたけど、今の時代は、なかなかそれだけでは持たない。どの役者も、リアリティを求めて絶え間なく努力しており、下手な役者が減った気がする。
それに加えて、すぐにSNSなどで酷評されてしまう時代である。なので、世間の批判がダイレクトに役者に届いてしまうため、下手なことは出来ないだろう。
あの悪名高きNHK朝ドラ「ちむどんどん」の黒島結菜なんかは、演技の下手っぷりを散々ネットで詰られていたが気の毒でならない。あのドラマは明らかに脚本や演出がクソで、役者さん、特に若い役者さんは製作者側の意向通りにやろうと頑張っているだけなのに、役者が批判されるのはいかがなもんかと思う。
まあかくいいながらも、黒島結菜は下手だなー・・・というのは否めないんだけどね。
逆に、仲間由紀恵とか、原田美枝子とかは、あんなクソ脚本でもさすがは大女優を思わせるほど、自然に演技をこなしてむしろ評価があがったので、役者の力量も重要じゃないかというのもあるが。
それから、今話題の映画に出演の木村拓也。共演の綾瀬はるかはもはや名女優の域に来ているが、キムタクはどうもスマップ時代の人気でここまで来ていると見る人もいる。
僕も若い頃のキムタクってどうも好きになれなかったんだが、彼も齢50の壮年となり、味が出てカッコよくなってきたなあ、と思う。
岐阜で行った信長祭に凱旋したときは、本物の信長が乗り移ったような神々しささえ感じた。織田信長は当時、凱旋で市中を練り歩いた時は同じように神々しく庶民はそこに神をみたことだろう。まさにそのような雰囲気を醸し出して、市井の人々を熱狂させるキムタクは、現代における神といっても良い。
賛否はあるにせよ(大多数が賛なんだが)、人々をあれだけ動かせる存在はやはり神たる資格はあるんじゃないか。
例えば、昨年のヤクルト村上の56号ホームランなんかは、現地でみたが、あれだけの人々が、それにあやかろうと熱狂したわけだから、昨年の村上選手はやはり神だったのだ。誰がいったか村神様とは言いえて妙だと思うし、これが日本人の宗教観なんだろうなあ、というものをすごく感じた。

話をキムタクに戻す。僕がみるキムタクは、実に器用な人間である。
歌もダンスも演技もバラエティもどれも一定レベルのことをこなしてしまう。また、それぞれの仕事に取り組む姿勢も実に真摯で、ドラマなどで役をやる際は、その役の職業の人に失礼がないようにと、かなりの努力をするそうだ。なので、例えば医師の役をやっても、プロ顔負けの縫合の技術を習得してしまったりする。
昨年は、ボクシングのドラマをやっていた。このドラマ、内容がつまらなすぎて、予定していた話数から1話分打ち切りになるほどの落ち込みっぷり。平成のドラマ視聴率上位を総なめにしたキムタクでもってしても、それほどの体たらくになるほど酷かったということだ。
僕は内容がなんであれ、ボクシングをテーマにしているものは観てしまう。何せボクシング好きだからね。
キムタクが、元プロボクサーで弱小高校のボクシング部のコーチをやるという設定なのだが、まーストーリーは、なんだそりゃ?というもの。視聴者バカにしてんのか?と思うくらいの。
それでも、キムタクのボクシングシーンは実に感動した。僕も、3年くらいボクシングジムに通っている程度の通ではあるので、だいたい基本の動きはわかるのだが、しっかりと基本の動きはマスターしており、たいしたもんだなーと思った。あれで試合に出してもそこそこはできるんじゃないか?と思うくらい、サマになっていた。
その真逆が、また引き合いに出してしまうが「ちむどんどん」の竜星涼。その役の賢俊ニーニーは、どうしようもない放蕩息子でバカなんだが、いきなり沖縄から東京へ出てプロボクサーになる。んだが、シャドーボクシングや試合のシーンなど観れたものではない。まるで子供の喧嘩である。
まあ竜星自身はかなり高い評価をされている役者であるため、おそらく演出が悪いんだと思うんだが、それにしても酷い。それこそ、その職業の人に失礼すぎじゃないか?
まあ、わざとドタバタ劇にして全体的にコミカルを重視してリアリティ無視をあえてやるのもありなんだが、今時はあまりにリアリティ無視すると、視聴者の目が肥えている分、役者の評価を下げてしまう。製作者サイドはそこんとこ考えてあげてほしいものだ。
コミカルに異次元の世界を描くんなら突き抜けて欲しいものだが、「ちむどんどん」は、真面目にやりたいのか突き抜けたいのかイマイチ不明で、視聴者が狼狽したのは無理もなかろう。
まあそんなわけで、いろいろ観ているんだが、最近面白いなと思うドラマを少々。

・舞いあがれ!
前作「ちむどんどん」が駄作過ぎて世間をにぎわせたため、朝ドラなんか観ない僕が気になってどれだけ酷いかNHKオンデマンドで一気に観てしまった。その流れで何となくみていたら面白くてマジはまり。
主人公の福原遥ちゃん演じる舞は、もろに理系女子で、かつパイロットに憧れ航空学校を卒業している。東大阪で町工場を営む父が、リーマンショックで会社倒産の危機の真っ只中に急死してしまい、母と2人で工場再興に乗り出し、パイロットの夢を諦め、母や従業員らとともに工場を立て直していく。ちょっと「下町ロケット」的。
面白いのが、主人公を理系女子にすることで、工場(ネジ工場)の技術的な話を丁寧に織り交ぜており物語が格段に説得力を増している。
この先、工場経営が軌道に乗り、舞ちゃんはもともとの夢であったパイロットの道へ再チャレンジするのかも見もの。僕は工場に残ってもパイロットになっても、どちらでも納得の筋書きである。

・警視庁アウトサイダー
西島秀俊が主演の警察ドラマ。久々にかっこいいハードボイルド西島である。ここ最近は草食系善人の役ばかりだから。
話は、気が合わない濱田岳扮する刑事と相棒になりいがみ合いながらも徐々に協力していく。最後には名コンビになるんだろう。それに上白石萌歌の天然新米刑事が加わり、コミカルでありつつ、物語の核心となる事件をサスペンス風に展開していく。
上白石萌歌ちゃん、「ちむどんどん」の歌子以来、そのキャラにすっかりハマってしまった。いい味だしてる。

・リエゾン−こどものこころ診療所
これはすごい。原作は漫画というけど、物凄いリアリティがある。特に我が家は発達障害の子供を抱えているので、すごくよくわかる。
山崎育三郎扮する児童精神科医が経営するこどものこころ診療所で、松本穂香扮するADHDの研修医や、志田未来扮する元小学校教諭の言語聴覚士が、毎回、発達障害の子供を診療していくというもの。
発達障害は、自閉症スペクトラムやASDなどグレーゾーンでわかりにくい部分があり、特に幼児期は、成長すれば解消するんじゃないか、と思ってしまう。そこに親の葛藤があり、特別支援級や特別支援学校には親は行かせたくない、わが子が発達障害であることはみとめたくない!と思ってしまうもの。
それを見事に描いていて、まさに自分が経験したり見てきたことが、そのまま描かれていてビックリした。また、子役の子たちの、発達障害の演技が物凄くうまく、そうそう!こういう子いるよ!とつい見入ってしまう。本物を使っているんじゃないかと思うほどだ。
特にそういう疑いがある子の親御さんは、このドラマみるべきだと思う。
単なるテレビドラマではなく、そのての施設の教材用DVDとしても良いくらいだと思う。

・探偵ロマンス
若き日の江戸川乱歩を描くという体のドラマだが、フィクション。
時代設定は大正8年。濱田岳扮する平井太郎(江戸川乱歩の本名)が、草刈正雄扮する初老の名探偵・白井三郎とともに事件を解決していくというもの。おそらくこの白井をモデルに明智小五郎を産み出すという展開に持っていくのだろう。
大正レトロを再現するセットや衣装が素晴らしく惹かれるんだが、そこに江戸川乱歩の妖艶な世界観も取り入れて、乱歩ファンの僕には魅力満載。なんだが、それ以上に、草刈正雄のアクションシーンがすごいのである。
あの年齢で、まさにジャッキー・チェンの若き日の映画のようなチェイスを繰り広げてそれだけで満足だ。
ちなみにストーリーは全く頭に入ってこないので、あまり面白くないんだろうなあ。
それより大正レトロの街中に、怪盗が出てきたり、秘密倶楽部が出てきたり、名探偵が出てきたり、その世界観を描いてくれるだけで十分なのだ。
それにしても、濱田岳って最近よく見るけど、今、売れているのか?

・忍者に結婚は難しい
これ、何故か忍者が実は現代にもまだ存在していて、政府かなにかよくわかんないが極秘任務を遂行しているという設定。そして伊賀者と甲賀者は、現代でもなお敵対関係にあるという設定。原作は漫画らしい。
伊賀忍者の悟郎(鈴木伸之)と甲賀忍者の蛍(菜々緒)がお互いの素性を隠したまま恋に落ちて結婚してしまうのだが、素性を知らない故に、忍び活動しているため、すれ違い、結婚生活がうまくいかないドタバタ劇。
なんだが、そんなドタバタ劇やら恋物語なんざどうでもよく、現代に忍者がいて活動しているっていうだけで面白い。もうそれだけで満足である。
こういうある意味突き抜けた下らないドラマって、もっと作って欲しいなーと思う。
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