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2023年02月04日11:02

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『クライング・ゲーム』感想

〜イギリス軍の兵士ジョディは、軍に捕らえられたIRA兵士を釈放させるための人質として拉致され、IRAのアジトに監禁される。見張り役を命じられたファーガスは、ジョディと2人で過ごすうちに奇妙な友情で結ばれていく。ジョディはファーガスに、自分が殺されたらロンドンで暮らす恋人ディルに「愛していた」と伝えてほしいと頼む。ジョディは皮肉にも、彼を救出に来たイギリス軍のトラックに轢かれて命を落としてしまう。ロンドンへ赴きディルの元を訪れたファーガスは、彼女の不思議な魅力にひかれていくが、彼女にはある秘密があった〜<映画.comさんより>

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1993年6月に公開されて、私が猛烈に愛した作品が、なんとまたスクリーンで観られるということで、もちろん駆け付けましたとも。
12ヶ月のシネマリレーさん、ありがとう光るハート

観ている時は忘れていたんですが、今作は、その年、1993年第65回アカデミー賞で脚本賞を受賞していました。
そりゃあそうでしょう。素晴らしい脚本ですもん指でOK

しか〜し、冒頭から、忘れてました(笑)
移動遊園地みたいなとこで、ジュード(ミランダ・リチャードソン)がジョディ(フォレスト・ウィテカー)に気があるふりをして、誘い出す。
ジュードの背後にはIRAの男たち。で、はい、ジョディが連れ去られるわけです。

アジトの森に行ってからは、記憶がかなり残ってました。
監禁されたのは、おそらくかつては温室(今は荒れ放題)だった場所で、これが意味ありげで、良き。

で、どうでもいいんですが、遊園地で、そして、アジトで、2回、ジョディが尿意をもよおす場面があって、最初はジュードの手を握りながら、で、次は、腕を縛られていて(手錠?)ファーガスにファスナーを下ろしてもらって・・・っていう。
女性から男性へバトンタッチとこれまたちょっと意味ありげで、良き。
まあ、勝手にあれこれ意味ありげに捉えるのが、私の役割ということで(笑)

100%忘れていたのが、ジム・ブロードベンドが出ていたこと。
ロンドンのパブ、メトロのバーテンダー、コル役。
このパブは、ジョディとディルが行きつけだったところ。
(出会った場所でもある?)
ファーガスが通うようになると、コルがファーガスとディルの会話の仲介に入る。
ファーガスとディルは、直接話さず、コルに「(あっちに)伝えて」と頼み、すでに相手には聞こえているのに、コルがちゃんと媒介するという。
そこでふと思ったのが・・・コルって、もしや、英国(軍)とアイルランド(IRA)の仲をなんとかしようとしているっていう重要的役割の象徴人物だったり?

※予告編(英語版)
https://youtu.be/FRxmK7Q3yF4

2回出てくる、サソリとカエルの話も好き。
つまりは「性(さが)」性(さが)はどうしようもない。
ウィキペディアによると、その挿話は、オーソン・ウェルズの映画『ミスター・アーカディン』(1955)からの引用ということで〜。

ディルがメトロでテーマ曲を歌うところは、独特の手の動きと共に、もう、懐かしくて、懐かしくて、ウルウルがこみあげてきました涙
終盤の展開も好き、好き。

ファーガスのスティーヴン・レイって、いわゆるハンサムタイプの俳優さんじゃないとは思うんだけど、なんかもう、放っておけない感じが、たまらなくいい。
ファーガスの優しさがとっても雰囲気にあっていた。

愛は、国も性別も時間も超える。
変な副題ついてなくて、ホッとした(笑)
やっぱり大好き!文句無しの5つ☆

※いろいろ詳細を教えてくれてる記事みっけ人差し指(下)
http://britannia.xii.jp/cinema/title/crying_game.html
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