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2023年01月21日20:08

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教科書に書けないグローバリストの近現代史。

教科書に書けないグローバリストの近現代史。
渡辺惣樹 と 茂木誠 の対談形式の著作本です。

一言で言って、近代の世界の勢力の抗争に対する 両氏の造詣の深さに感銘しました。
それぞれが、書きたい内容を書き、各テーマについて交互に書いた本です。
明治時代以降の歴史を順を追って、世界の交渉・条約・動向などについて書いています。

1,大英帝国と明治維新  近代日本の根本構造とは
この時代には、イギリスのずる賢さが素晴らしい。
このずるさ故に今も世界の主要国として生き残っていると感じます。

2,世界の中心はシティからウォール街へ
アメリカの経済発展で、覇権がイギリスからアメリカへ。
ウォール街が権力を持つ時代変化。

3、中国を巡る日米ソの攻防
中国利権の奪い合いの時代。

4、日米戦争にうまく誘導された日本
日本は、戦争をやらざるを得ないように追い込まれた。

5、保護国としての日本戦後史
戦後から現在の状況で、日本はアメリカの傘下、属国。
でも、日本は自立しない方が良いかもしれない。
今の憲法下なら、アメリカの引き起こす戦争に巻き込まれない。
戦争禁止条項で、アメリカをサポートできない言い訳ができる。

6、独りで立つ 日本 へ
大きな組織は、必ず左翼に乗っ取られる。
共産化する。
大きい政府=共産党。が渡辺氏の見方の根源でもあるようです。
考えてみれば、大きい政府になれば独裁的に国民を従属させられる。
=共産党の目的達成になる。ですね。

個人的には、憲法の戦争放棄を有効に使える可能性もある。
は、目からうろこでした。

中国から攻め込まれたら、アメリカは日本が中国傘下の属国になってしまうことは大きい危惧を感じるでしょう。
その際には、日本を守る意識より、アメリカの利権を守るために日本から中国を追い出す戦争を起こすことになるはず。
その時には、平和憲法があるから、日本は参戦する必要は無い。
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