日韓関係は何年も前から、国交正常化以来最悪といわれていますが、2020年は「最悪」を積み重ねました。従来の「竹島」「靖国」「教科書」「慰安婦」の四点セットに加え、新たに起きた「徴用工」問題は、次元が異なる気がします。
1965年に合意した日韓基本条約・請求権協定を覆そうとするちゃぶ台返しであり、日本側は到底受け入れられません。これを放置すれば、賠償の対象がとめどなく広がり、際限がなくなります。韓国では、 16世紀末期の豊臣秀吉の朝鮮出兵で犠牲になった兵士の末裔が「謝罪と賠償」を求めて立ち上がるといったジョークもあります。
反日政策をとる文在寅大統領もさすがに行き過ぎを警戒し、2020年1月の会見で、徴用工判決や慰安婦判決によって日本企業の資産が現金化されるのは、「韓日関係にとって望ましいことだとは思わない」と軟化発言をしました。外交的波紋を憂慮し始めたようです。
韓国司法は国際法の枠組みを超えて独走しています。日韓関係の冷却は、同盟国の結束を重視するバイデン政権も憂慮しており、仲介を試みるかもしれません。その文大統領も政権晩年に入って、退任後は、普通に暮らすことなどできません。
「李明博、朴槿恵の二人の大統領を刑務所に送っており、退任後はその無理を問われ、社会的に葬られる可能性が十分にある」(韓国人ジャーナリスト、趙甲濟氏)とみられています。後継政権が保守、リベラルのどちらに転ぶかにもよるのです。
自国の悪口を言うのが日本人。
日本人の悪口を言うのが韓国人。
日本人と韓国人の悪口を言うのが中国人。
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