今回は雁屋哲原作、花咲アキラ作画作品・小学館発行の「美味しんぼ」に登場する雪鍋を作ります。
これはコンビニコミックですが、今回のエピソードは通常の単行本だと94巻に収録されています。
ある高名な和尚さんに「究極や至高とはなんなのか」と質問した飛沢。
すると和尚さんは「何事についても究極とか至高とかはあり得ない」と返答。
その話を聞いた山岡は「究極のメニューの究極とはどんなものか、食べ物で説明したい」と考えます。
そして和尚さんにご馳走したのが、雪鍋。
今回はこれを作ります。
作り方は作品に詳しく描かれています↓
大量の大根おろしを鍋に入れて火にかけ、大根おろしが半透明になったら豆腐を入れて、豆腐に大根おろしをかぶせてやって、再び大根おろしが煮えたら出来上がり。
醤油やポン酢で食べる。好みで一味、七味唐辛子も。
なるほど。
では、作りましょう。
まずは大根おろし。
大量の大根おろしが必要。
大根1/2本を用意しましたが、これを自力で大根おろしにするのはつらい。
そんなわけで、フードプロセッサーを使います。
うちのフードプロセッサーは野菜や果物のすりおろしもできる優れもの。
おろし用のディスクをセットして。
スイッチ入れたら、大根を投入。
面白いように大根がおろされます。
あっという間に大量の大根おろしが用意できました。
使い終わった後のディスクもササッと洗っただけで綺麗に。
一般的なおろし金だと繊維が残って洗いづらいのですが、こちらはそんなことはありません。
この大根おろしを鍋に移して、インダクションレンジのスイッチオン。
煮えてきたら、
豆腐を入れて、大根おろしを上からかぶせて。
ちなみにこの豆腐、国産有機栽培の丸大豆と湧水を使い、昔ながらの製法で作られた300g400円以上の高級な豆腐です。
圧倒的豆腐っ・・・!!
出来上がり。醤油かポン酢でいただきます。
醤油は「100%有機栽培の丸大豆と小麦、天日塩を使い、自然湧水で仕込んだ高品質な醤油」、ポン酢も「100%国産の(以下略)醤油」と米酢に4種の国産柑橘果汁を使ったこだわりの品物です。
実食。
・・・フハッ!
これ、とにかく美味しい。本当に。
大根おろしを加熱しただけの、出汁も何も取っていないところに豆腐を入れたわけですが、大根の甘みと豆腐の味による非常に澄んだ味わい。それに贅沢な醤油やポン酢が加わることで何とも言えない美味しさに。
飲み込んだ後も口の中にかすかに風味が残ります。
まあこれは豆腐や醤油、ポン酢が高品質なものだという部分が大きいと思うのですが。
この料理、使うのが大根と豆腐と醤油とポン酢だけなので、安さが売りのスーパーで材料揃えれば一人前100円以下で出来ます。
もっとも、それでは今回私が作ったものよりも味は数段落ちるでしょうが(笑)
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