埼玉の事件。
凄惨で、やり切れない。
治安が良い「おもてなし国家」であるはずなのに、この種の事件は、相変わらず減らない。
「汝殺すなかれ」という基本的、かつ重要な倫理観の欠如を感じる。
家庭や学校で子どもに教えないのだろうか。
今の日本では「倫理」について語ると「頭の中にお花畑でもあるのですか」とせせら笑う人が多い。
政界、経済界ともに倫理に反する行動をしている者が多いから、「倫理」と言うと、人々はせせら笑うのだ。
政府の経済政策の失敗により、国民の所得格差は広がる一方だ。
「桜を見る会」、「森友」、すべて有耶無耶のまま終わった。追い詰められて自殺した官僚の遺族は、泣き寝入りだ。
倫理や正義はどこへ行った。検非違使の庁は、何をしている。
こう感じる市民が増えても、不思議ではない。
奈良では、家族が崩壊し、運命によって追い詰められたと感じた男が元首相を、手製の銃で殺害するに至った。第二次世界大戦後、一度もなかった事態である。
このような状態が続くと、埼玉のような事件は将来もさらに起きるかもしれない。
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