今年はいろいろな方面で、Ｇ�汽譟璽垢�
優勝馬が入れ替わりしていったこともあり、
結局その馬たちが集まると大変なことに…。
第67回 有馬記念 (Ｇ��)
中山競馬場 芝2,500m 3歳以上 国際 定量
結局こうして、年内のいろいろな路線でそれぞれの
Ｇ�汽譟璽垢砲�いて優勝馬が変わってしまうと、
こうしたＧ�詰ゾ〃亳骸圓�集結するグランプリは、
本当に大変なお祭り騒ぎになってしまいますね。
今回は１６頭立てと、やや少ない出走頭数になりましたけど、
その内Ｇ�鞠呂錬憩�も出走してきました。
Ｇ�汽譟璽垢韮加絨幣紊寮�績をおさめたことのない馬…というと、
探すのも難しくなり、１６頭中のわずか４頭しかいません。
つまり１６頭中の１２頭は、Ｇ�詰ゾ〃亳海�、
Ｇ�気韮加紊貌�った経験か、そのいずれかは果たしている
実力馬ばかりということになったわけです。
それでも今年のＧ�鞠呂�出そろってきているというわけでもなく、
実は今年の３歳三冠レースで優勝している馬、
皐月賞馬、ダービー馬、菊花賞馬、桜花賞、オークスの二冠馬、
秋華賞馬の３歳馬５頭は一頭も出走してきていません。
またドバイシーマクラシック、ドバイターフの優勝馬、
香港ヴァーズの優勝馬など、海外Ｇ�気罵ゾ，靴殖各�も、
ここには出走してきませんでした。
考えてみると、有力なＧ�汽譟璽垢鮴�した実力馬が、
８頭も出走回避しても、有馬記念に７頭ものＧ�鞠呂�集結する。
近年の日本の競馬は、本当にスターホースが多く登場する。
そんな面白さを実感してしまいます。
8枠16番 タイトルホルダー
今年の宝塚記念優勝馬。つまりグランプリの春秋連覇を狙う馬です。
今年の宝塚記念では、距離が2,200mになってから５６年が経ちましたが、
とうとう２分１０秒の壁を破るレコードタイムを叩き出して優勝。
宝塚記念で２分１０秒台前半というタイムもなかなか出せなくて、
２７年前のダンツシアトル（懐かしい〜）が出したレコードタイムを、
１１年前のアーネストリーが0.1秒縮めて更新したのがせいぜい。
昨年のクロノジェネシスも2分10秒9と、2分11秒の壁は越えながらも、
2分10秒の壁はなかなか遠いという印象でした。
その壁をあっさりと破っての優勝は見事です。
それでいて、この馬は菊花賞馬であり、今年は天皇賞(春)も優勝しています。
力を発揮する距離は、どちらかというと3,000m級の長距離がいいらしい。
すると、宝塚記念の2,200mで優勝したこの馬にとって、
2,500mと距離延長するのは、全く苦になり得ませんね。
一つ心配なのは、中山は新馬戦はじめ、弥生賞など重賞でも優勝の経験は
あるのですが、大敗することもあるのは中山が多いです。
コース取り次第で、この馬にとって展開がすごく不利になってしまう
要素があるのかもしれません。
父はドゥラメンテでキングカメハメハの流れをくむキングマンボ系。
この系統は本当に幅広い距離適性をもつ血統ですよね。
そして母系に入っているのがサドラーズウェルズ系。
母父のモティベーターは英国ダービーの優勝馬です。
サドラーズウェルズ系はスタミナが豊富な血統ですし、
この母系の底上げがあれば、長距離でも問題なさそうです。
5枠10番 エフフォーリア
昨年の有馬記念まで、7戦6勝2着1回と、まさしくパーフェクトホースと
呼ぶべき存在感のあった馬でした。6勝のうちの半分にあたる3勝がG�気如�
そのうちの一つは昨年の有馬記念でしたね。
クロノジェネシスのグランプリ3連覇を阻み、見事に優勝を遂げました。
皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念と、3歳牡馬としてはこれ以上ない
優秀な成績をおさめ、もちろん2021年の最優秀３歳牡馬に選出されました。
明けて４歳になった今年は、期待された大阪杯で９着。
宝塚記念で６着と、立て続けに掲示板を外す成績となり、
大丈夫かなという心配をさせてしまっています。
４歳になり、斤量が増えたことによって、力を出し切れなくなった。
そういう見方をしてしまうと、厳しいのかなとも思えますが、
もともと晩成型の成長曲線を見せる馬なので、斤量が増えたことに対して、
まだ体の成長が追いついていなかったのかもという見方もできます。
はっきり言って、ここで終わる馬とは思えないという感じはします。
父はエピファネイアでクリスエスの流れをくむロベルト系です。
エピファネイア自身も菊花賞馬ですから、こうして菊花賞の
父子制覇を果たすほど、この血統は長距離に強いです。
母系はハーツクライですので、さらに自在性が増し、魅力的な血統です。
昨年のグランプリホースが、ここで復活するでしょうか。
5枠9番 イクイノックス
今年の天皇賞(秋)を３歳で制した馬です。
昨年も当時３歳だったエフフォーリアが天皇賞(秋)を制しており、
この傾向をみると、天皇賞(秋)は３歳馬に有利なのか？ という
勘違いをしてしまいます。ところがです、たまたま３歳馬の優勝が
２年連続で続きましたけど、昨年のエフフォーリアの優勝が、
シンボリクリスエス以来１９年ぶりの３歳馬による優勝でした。
過去７５年もの天皇賞(秋)の歴史の中で、３歳馬による優勝は、
この２頭を含めて、４頭しかいないんですよね。
つまり、やけにあっさり天皇賞馬になったようにみせかけて、
これがどれだけの偉業だったのかは、お分かりだと思います。
もちろん、３歳馬が２年連続でなんてことは、天皇賞の歴史が
ひっくり返るような大記録だったわけです。
天皇賞(秋)で優勝するまでは、重賞１勝馬だったのですが、
急に天皇賞(秋)で大躍進したというわけではなく、
皐月賞ではジオグリフの２着。ダービーではドウデュースの２着。
あれだけ激しいレースだった３歳クラシックレースにあっても、
常に２着をキープしてしまえる実力の持ち主でした。
逆に言うと、シルバーコレクターかも…という心配はありますけど。
結果的にキャリアで５戦３勝２着２回。出走馬全１６頭のうち、
連を外したことのない馬というと、この馬しかいません。
父はあのキタサンブラックなんですよね。
キタサンブラックが、いきなり初年度産駒から有馬記念の
父子制覇を狙えるような馬を出してくるとは驚きです。
キタサンブラックはその父がディープインパクトの全兄にあたる
ブラックタイドだということでも有名でした。
つまり血統としてはディープインパクト系と同じになります。
そして母のシャトーブランシュはリファール系にあたり、
重賞１勝馬で、Ｇ�気僚仭�経験も豊富な馬です。
このイクイノックスが母にとって２期目の産駒ですが、
初年度産駒も重賞馬を送り出していて、母としても
とても優秀な馬です。その父はリファール系、キングヘイローですね。
いわゆるダンシングブレーヴの血統ですので、非常に距離適性が広い
という特長をもちます。有馬記念の距離は問題ないでしょうね。
3枠5番 ジェラルディーナ
ようやく開花してきてくれた三冠牝馬の娘です。
母は三冠牝馬にして、ＪＣを連覇。ドバイシーマクラシックの優勝に、
有馬記念優勝と、国内外でＧ�毅珪，鬚△欧申�帝ジェンティルドンナです。
はっきり言えば、アーモンドアイなんて怪物が現れなければ、
この馬がこんなにかすんで見えてしまいそうになるなんて、
あり得ない話でした。そんな偉大な母をもつ娘には、
絶大なる期待という大きなプレッシャーがあったことでしょう。
こんな偉大な母の娘なのだから、せめてＧ�毅云，�らい…。
その期待にようやく応えて、今年のエリザベス女王杯で
まずは一つ目の戴冠を果たします。
昨年の３歳時までは、重賞優勝もすることができなかった
ジェラルディーナですが、どうにもこの馬の距離適性的な
不利があったのかもと想像できます。
昨年、オークスに出ていればはっきりするのですけど、
どうやら、牝馬にしてはかなり長距離好きな特性を
持っている気がします。残念ながら、オークスも秋華賞も、
賞金不足で出走が難しかったのかと思いますが、
特にオークスは、もし出走していればあるいは…。
という感じを受けます。
明けて４歳になり、すごくはっきりとしているのは、
2,000m以上のレースでは掲示板を外したことがありません。
反対にマイル以下になると、コロッと６着以下に落ちます。
牝馬で2,400m前後の距離が得意となると、
実は活躍の場が限られてしまうのが、今の日本競馬の
レース体系なんですよね。そのシステムの不運のために、
活躍の場が狭められていたのではないかという可能性はあります。
そうなると、かつて母も制したこの有馬記念で、
史上初の有馬記念母娘制覇という快挙の可能性は十分にあります。
父が海外Ｇ�気任癸馨，盖鵑欧神こΔ離泪ぅ蕁爾任△襯癲璽螢后�
父はマイル適性だったのですが、
その父がＪＣ優勝のスクリーンヒーロー。さらにその父が、
有馬記念馬のグラスワンダーですので、シルバーホークを
経由するロベルト系にあたるわけです。
…でも、父のマイラーとしてのインパクトは強すぎて、
この父母を見ると、マイルから中距離適性と見るのも、
致し方ないのかもしれません。
狙い通り中山の2,500mを制することで、
令和のマラソンレディへの道が開けるかもしれません。
3枠6番 ヴェラアズール
この馬もよくわかりにくい馬で、母父がクロフネということで、
フレンチデピュティ系にあたるので、おそらく調教過程では、
ジリ脚なのを心配し、中距離のスピードレースを目指すより、
最初からダート路線を歩ませようとしていたのだと思います。
ところが、なかなか結果を出すことができず、
試しになのかどうか、出走させてみた芝2,600mの準オープンで、
あっさり優勝してしまいました。
そこから一転して、今度は2,400m以上の芝のレースに出走させて
いってみたところ、それ以来４着以下に落ちたことはありません。
重賞２勝を含む４勝をあげ、その４勝目の重賞がなんとジャパンカップ。
つまり2,400m以上のレースであれば、もともとジャパンカップでも、
通用するような力の持ち主だったのかもしれない。
そういうことってあるんですよね。つまりジリ脚は踏み込みの強さよりも、
この馬の魅力は、長距離を走っても決して衰えないスピード能力。
つまり長距離ランナータイプだったということなのだと思います。
父はエイシンフラッシュ。キングマンボ系ですが、ダービー馬なので、
確かに長距離もあるのかなという想像はできるのですけど、
母父が前述の通りクロフネなので、砂向きなのかなと思われるのも、
仕方がないのかもしれません。
ここでグランプリでも大活躍し、来年の長距離戦線では、
台風の目の一角になっていくのかもしれません。
ここまで名前を挙げておきながら、まだエリザベス女王杯優勝の、
1枠1番 アカイイト この馬の名前を挙げられませんでした。
今年のエリザベス女王杯でも、ジェラルディーナの4着。
今年のエリザベス女王杯は、2着が同着で2頭いるので、
見た目の着順では3着という位置になります。
こういうところで、まだ力を出せる馬ですし、無視はできません。
また、本当にまだG�鞠禄个覆い里�不思議という
8枠16番 ディープボンド が、ここに顔を出してきています。
まだ5歳なんですから、そろそろ引退でしょうか…なんて歳では、
決してないのですけどね。
さらに、今回はどうしてももう一頭…
大阪杯優勝馬 6枠12番 ポタジェ も、何気に参戦しています。
今回の有馬記念は、豪華メンバーすぎて、すでに消化不良です。
…ドウデュースらダービー馬まで入っていたら、
もう目移りどころではありませんでしたね。
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