団体旅行の功罪

バス団体旅行が自分は大の苦手。ガイドの後をゾロゾロ歩いて定型セリフを聞かされるのが嫌。今年行った奄美大島も北海道も全て個人旅行。今回久しぶりに団体旅行しました。感じた事を列記。

まずは運転不要で心配は減るが退屈。周囲に気を遣い飲酒可でも飲めず。車窓高く見晴らし良いが椅子が窮屈。バスの外では集合時間が気になり時計と睨めっこ。・・・と当たり前の話はやめて、

安い旅費は嬉しいが団体での食事がチープ過ぎる。山口の甘すぎる瓦そば、仙崎の小粒鮑に海鮮丼、下関の鮮度疑問のフグと小さなノドグロ、津和野の貧相ウズメ飯に食事中もマイクで商品宣伝。

自分で選べば割高で時間かかるがドラマが生まれて思い出が残る。広島駅の賑わうアツアツ串揚げ、宮島のカープ印ソースお好み焼きと増量材無い穴子竹輪、宇部空港コンビニの至極丁寧な店員。

無駄な往復を生む旅程・・・新人の立案か。福岡県限定のクーポン貰っても翌日行く山口県では使えず。広島の限定クーポン貰っても県内の宮島は既に観光が終わり、この後行く津和野は島根県。

また情報の集め過ぎや、細かな日程立案も旅の楽しみを減らす元凶になる。見知らぬ土地では自由度ある日程が発見やドラマを生み、旅の醍醐味を生むのでは？観光型から体験型シフトにも納得。

地元民との会話も楽しみ。ブランコ乗る津和野の幼稚園児の元気な挨拶。津和野の観光施設係員の我が町への誇り。萩の公園での高校生の優しい道案内。仙崎の土産物屋での主婦目線で語る店員。

発見では、本土側から連絡船で宮島の小学校に通学する子供達。萩の藩校跡に建つ洒落た外観の学校建物。リュックの旅行社バッジが目印になったのか、散歩中に自ら案内してくれた地元の方々。

団体旅行の売り物は費用が安いこと。3泊4日の混む時間帯の空便で1人5万円。今回は全国旅行支援で食事お土産代も1人9千円ゲット。門戸が拡がり人の往来が増えると地方も活性化するしね。