mixiユーザー(id:242560)

2022年12月10日11:41

100 view

AC10:beatmania

テキストサイトでならした俺たち長文書きまくり部隊は、更新速度を落としてTwitterに潜った。しかしTwitterでくすぶってるような俺たちじゃあない。ネタさえ通りゃ時間次第で何千文字でも書いてのける命知らず。不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、俺たち、特攻野郎AC部!(アドベント・カレンダー部の略)



1997年の今日は『beatmania』(AC)の稼働日です。

「ハイ、私がこのクラブの支配人よ
 あなた達このクラブで飛び入りでDJしたいんだってね
 だけどここは他のハコとは違ってちょっとハードよ」

最新のbeatmania IIDXのテーマが「DJ」というニュースを聞いて俺は卒倒し、今まで回してきたターンテーブルの意味を見失ってしまったが、まあDJをテーマにするんだったら、当然コインを入れた瞬間に上のようなネーチャンが出てくることを覚悟しなければならないだろう。
そして2曲めをクリアすると突然スクラッチ技術を競うDJ BATTLEが勃発し、最後に20,Novemberをキメて退場する流れになるのだ。さすがDJがテーマなだけのことはあるぜ。


しかし、俺がいったいいつbeatmaniaに触れたのかという点については記憶の霧に包まれている。PS版が1998年に出ているので高校2〜3年のことだろうか? ゲーム自体はそのころのファミ通で知っていたはずだ。だが実際プレイしたのはいつだっただろうか……そのころ初めて秋葉原に行って、ゲーセンで2ndMIXをやったのを覚えているので、それが最初だったかもしれない。
そのころミニテトリスとかから派生したLCDゲームのブームがきていて、俺はこのとき秋葉原でLCDゲーム版の「beatmania pocket」を手に入れている。意外と操作性はそこそこで、音質もなかなか頑張っていた。俺はこれで20,Novemberのピアノバッキングをマスターしたのだ。(上記動画の12:10くらい)

20,Novemberみたいな曲で、ボーカルがあるのにピアノのほうをみんな良く覚えているってのもすごい話だと思う。これは音ゲーだからこそありえる話で、普通に流行った曲のボーカルの裏のピアノのことなんてみんな意識しないでしょ。
ギターフリークスのベース譜面をやりまくったあと、ふと今まで聴いてきたロックのベースラインがめちゃめちゃよく聴こえるようになったりしたし、音ゲーで音楽の解像度が上がる現象はなかなか捨てたもんじゃない。

「ゲームのおもしろさってゲームの外側に山ほどつまってるはずで、ゲームは、その宝物を掘りだすシャベルみたいなものなんです」――私の好きな糸井重里の言葉です。


音楽の解像度といえば伝説のゲームBM98のことに触れないわけにはいかないだろう。beatmaniaにそっくりなWindowsフリーウェアで、愛と気合いがあれば自分で譜面(BMS)を作ることが可能だった。
高校のパソコン部員だった我々はこれのプレイおよびクリエイトに夢中になった。当然、著作権的にはグレーorアウトなものがほとんどの世界だったが、我々はCDからリッピングした音楽にノーツをのっけただけのキー音なしBMSよりも、MIDI譜面をバラしてわざわざ一音ずつ録音してそれをBM98上で演奏させることを好んだ。
インターネットにはプロみたいなやつもいた。アニメを作るやつもいた。我々がインターネットの海に漕ぎ出した理由の1つが、このBMSをやりとりするためだった。したがってbeatmaniaの誕生は、ネット市民としての俺の誕生につながっていると言っていい。すごいところに話が掘り進んだな。


*候補に挙がったけど書かなかったもの*
1986年『たけしの挑戦状』(FC)
1993年『決戦!ドカポン王国IV 伝説の勇者たち』(SFC)
1993年『ロマンシング サ・ガ2』(SFC)
8 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年12月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031