テキストサイトでならした俺たち長文書きまくり部隊は、更新速度を落としてTwitterに潜った。しかしTwitterでくすぶってるような俺たちじゃあない。ネタさえ通りゃ時間次第で何千文字でも書いてのける命知らず。不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、俺たち、特攻野郎AC部!(アドベント・カレンダー部の略)
2009年の今日は、PS3『アサシン クリード II』の発売日(日本)です。
かつて家族が処刑された広場をシニョーリア宮から見下ろす復讐者エツィオさん、完全にマルノウチスゴイタカイビルのニンジャスレイヤー=サンだな……。
なんだかんだいってアサシンクリードはIIというか、エツィオさんの話が一番好きだ。
そりゃ最新のやつのほうがゲーム体験としてはバツグンに優れているけど、古代エジプトやギリシャは古すぎるし、革命期フランスは薄汚いし、バイキングはなんか寒そう。華やかなルネサンスの時代で、かつフィレンツェ、ヴェネツィア、ローマと観光都市を走り回れるのが最高にアドだと思う。
そして、街中を自由自在に飛び回っていると、通行人からとてもバリエーション豊かな罵声を浴びることができる。
「なんだっていうんだ、普通に歩けばいいってのに」「ありゃ誰だ、馬鹿か?」「サーカス? ここで?」「それって違法だろ?」「こりゃまた風変わりな散歩だな」「いつか死ぬぞ、さもなきゃ捕まるかだ」「おかしなお猿さんね」「ヘンナヒトネー!」「心の病気なのかもな」「ありゃかなり飲んでるな」「あいつ完全に狂ってる」「ロムルスみたいに狼に育てられたのかよ」「少しは恥を知ったらどうなんだ」「お前はもっと教会に行ったほうがいいな」
最近のアサシンクリードではここまでひどい罵声を浴びることはないので、ちょっと寂しく思っている。やはり変なことをしていたら相応のリアクションがほしい。それが「俺は今、超人的な力で非常識なことをしているんだ」という謎の満足感を生む。
イタリア旅行の予習としても最高のゲームだった。
なにしろイタリアは歴史が古いので、ルネサンス周辺だけでも膨大な見所がある。それをまとめてゲーム内で体感できるのはうってつけだった。特にロレンツォ・デ・メディチやレオナルド・ダヴィンチ、怪僧サヴォナローラといったフィレンツェの有名人についてはゲーム中で触れ合うことで解像度が高まった。あとヴェネツィアのマップが頭の中にできたので、現地でも方向感覚を保つことができた。すごい。
これとあとジョジョでも読んでおけばイタリア観光のポイントは押さえられるであろう。よい時代に生まれたものだ。
*候補に挙がったけど書かなかったもの*
1994年 初代プレイステーション本体
2009年『New スーパーマリオブラザーズ Wii』
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