ウイルスが生物ではなくて、この自然界に存在する物質だといいます。生物は取り込んで利用しようとするから感染するし、マズイとなったら排除しようと免疫が働くのです。新しいウイルスが出てきたから、人間のほうがウイルスにちょっかいを出しているようなものです。それで痛い目に遭って、免疫を働かせて排除します。
だから、人間中心主義で変な知恵を働かせて、「このウイルスは有害だから排除しよう」として、マスクをして、人流を減らして、ワクチン作ったって、全然通用しませんでした。結局、長い進化の歴史の中で作られてきた免疫機構で戦うしかないという状態なのです。
世界中で全部、失敗したわけです。ロックダウンしても、外出を規制しても、飲食店を営業禁止にしても、全く減らなかったのです。おそらく遺伝子ワクチンも、変異株が出てきて全く効かなくなるでしょう。
コロナウイルスは物質で、意志も主義主張もなく、ただ2週間に1回、分子時計に従って変異し続け、1年間に1万種類にもなります。その中から感染を広げやすいものだけが生き残っていくのです。人の手に負えるものではありません。
100万人が亡くなって集団免疫しかないのです。木村盛世氏(元厚生労働省医系技官で現在、一般社団法人パブリックヘルス協議会代表理事) が、まだどんなウイルスかよくわかっていない頃にテレビ出演して、彼女は集団免疫のことを話していました。
だけど、危険思想だと言われようになり、テレビに出演することもなくなりました。だが、今は集団免疫で減少していると思われます。世界中で多くの方が亡くなりましたが、終わらせる方法は集団免疫しかなかったのです。
ウイルスは人間中心主義が通用しない相手で、それしか方法がないのです。まさか、無症状のまま、集団免疫に達していて、変異株が出るたびに流行して何度も集団免疫に達していたとは思いませんでした。実際、日本国では欧米比べて何十万人も亡くならなくて、毎年、流行するインフルエンザで亡くなる方よりも少なかったのです。
これだけ地震や台風など災害の多い日本列島に住んでいる日本人は、一度に多くの方が亡くなると言う、そういう死生観を持っていたと思うのです。そういうなかで淡々と生きていくしかないと。人はどうやって生きて、どうやって死んでいくのか、その事を見つめ直す必要があると思います。そのときに初めて、コロナも同じ世界の中にいて共存していかなければいけないのだという見方ができると思うのです。
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