果たして、どうなのだろうか。

2020年　ロイヤルホールディングスは、ロイヤルホストなどの不採算店　計70店舗を閉鎖すると発表しています。
ただ、2022年現在、ロイヤルホストは、コロナ禍の中、店舗数を減らすことが無かった少数派のファミレスチェーン店として営業を続けているわけです。
現在のロイヤルホストは、その中にあって増益に転じているわけです。

軒並み減収減益が続く外食産業の中、数少ない利益を出しているファミレスチェーン店が、なぜ、この番組に出たのか？という話ですよね。

ここで他社との違いを見せつけ、一人勝ちの路線を狙ったのか、それとも、更なる飛躍を求め、評価を受けに来たのか？という姿勢の話なのではありませんかね？

売り上げの推移をみると、2020年は、大幅に下落するわけですが、2021年には、上昇に転じ、今年は、このまま推移すれば2019年水準まで持ち直せる見込みなわけです。
ただ、余談が許される状況ではなく、値上げせざるを得ない状況があり、利用者が値上がりを嫌って利用を控える傾向が出てくる可能性があるわけですよね？
その傾向が強まった時に、数少ない外食の機会の選択肢の一つに入れるか？というのは死活問題に繋がるわけですよ。

子供の育て方の補法論で、結果のみを褒めれば、過程を疎かにしがちになり、過程を褒めれば、努力を誇り、結果に頓着しない子に育つらしいんですよね。
大事なのは、結果を出す努力をする事で、出た結果に対して結果に至る過程をジャッジし、善し悪しを伝える事なんだそうです。

今回、パンケーキについて、酷評が出たわけですが、総合の結果を見ると、

10品中7品合格で、内、3品はパーフェクト合格（満場一致）だったわけです。
これは、前回放送された、初の全品合格のくら寿司よりも凄いのかも知れません。
くら寿司は、パーフェクトは2品しか無かったわけです。
人によって判断が割れる品が8品ある店と、7品しか無い店なわけですよ。
その差は1品ですが、率に直すと10％違うわけです。
しかも一流の料理人のジャッジでですよ。

ただ、デニーズは、ロイホと同じく7品合格ですが、満場一致はロイホよりも多い4品だったわけです。

身びいきの引き倒しと言う言葉があるわけですが、ロイヤルホストのパンケーキを本当に美味しいと思って食べている人はどの位いるのですかね？
番組とは関係ないサイトで、ロイヤルホストの人気メニューランキングがあるわけですが、パンケーキはランキングは10位ですよ。
別のサイトでは、11位なわけです。

ロイヤルホストのパンケーキを推している方々は、パンケーキ食いてぇーと思ったら、ロイヤルホストに行くんですかね？

仮にここで、ロイヤルホストが、酷評を受け入れ、くら寿司の如く、再選を行ったとしたら、ロイヤルホストは、新たな顧客を獲得できるチャンスがあったのではありませんか？

ネットの評価は怖いんですよね。

昔の感覚ならば、1万人の声ともなると、母数が見えないので、とても大きな数で捉えられていたわけです。
ですがネットの場合、人によっては1万なんて数字を集めるのは、それ程の手間では無いわけですよ。
ですがその場合の母集団は、とても狭い範囲になるわけですが、1万という数に目が行き、母集団に目が行く事は殆ど無いわけです。

ロイヤルホストに然程縁のない人にとって、現状維持を宣言したロイヤルホストの姿勢は、どの様に映ったのでしょうかね？
酷評と言われていますが、ジャッジの内容は、

今のパンケーキのトレンドはナチュラルな方向なのに、ケミカルな香料の香りがする
価格を上げてでも、生地自体の美味しさを追求したほうがいい。
古い形にこだわりすぎているので、一回目線を変えたほうがいい。
失礼な言い方になるが、コレなら家でも焼ける。
ホイップマーガリンとメイプルシロップと一緒に食べてほしいのであれば、生地に混ぜて焼いた方が風味・味わいがたつと思う。フレンチの技法を取り入れれば、オペレーション的にも可能なはず。

と、良いとこ無しの評価だったわけですが、内容を見るに、ある意味真っ当な評価なのではありませんかね？
この指摘を受け、今までの路線を崩さず、進化させる事も出来るのではありませんか？
或いは、評価を全て受け入れ、ロイヤルホストの現在のベストなパンケーキを作り、既存のパンケーキと並行して提供し、客の反応を見る事だってできるわけですよね。

変わらない味を求め、それを喜んでくれるのは、昔からその味に馴染んでいる人達だけですよね。
それが証拠に、放送直後からロイヤルホストのパンケーキは、売り切れ続出するくらい売れているようで、ロイヤルホスト側も困惑しているそうですよ。
よいですか？売れて困惑するという事は、それまでは、それ程売れていなかったという事ですよ？
これが続くのであれば、昨今のパンケーキブーム自体がまやかしで、日本人が求めているパンケーキは、オーソドックスでシンプルなパンケーキという事になるのではありませんかね？
昨今の昭和レトロブームで、昭和型喫茶店がもてはやされている状況を鑑みるに、その線もあるのか？とも思いますけどね。

ただ、評価にもありますが、昨今は、パンケーキに限らずナチュラル志向的なコメントは多いですよね。

小麦粉の味がして美味しい

割と耳にするフレーズです。
これが忖度由来の発言で無いのなら、香料で香り付けしていると評されたロイヤルホストのパンケーキは、その対極にあるとも言えるわけです。
1994年に改良され、以来、進歩を止めているともいえるわけです。
因みに、ロイヤルホストでは、このパンケーキの素となるパンケーキミックスも売られているわけです。
正に、家でも焼けてしまうわけですが、原材料名が書かれていて、

小麦粉
砂糖
マーガリン
でんぷん
脱脂粉乳
間奏卵白
食塩
植物性たん白
ベーキングパウダー
香料

となっているわけです。
審査員がケミカル臭いと評した香料は使われているわけです。

1978年にメニューに入ったロイヤルホストのパンケーキは、1984年にリニューアルされ、1994年に大幅改良を受け、今日に至るわけです。
今回の評価が、改良のタイミングだったのではありませんかね？
それが、無責任なネットの声とやらに邪魔されたのだとしたら？





■「大満足です！」藤井隆、“不合格”ロイホのパンケーキに舌鼓　愛あふれる投稿に「心温まりました」「グッときます」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7205240

　お笑い芸人の藤井隆さんが11月29日にInstagramを更新し、26日放送のバラエティー番組で多くの審査員から“不合格”とされた、ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」のパンケーキを紹介。「大満足です！　美味しい！　楽しい！」とメニューの魅力を発信しており、ファンからは「心温まりました」「このタイミングであげてくれる藤井さん素敵です」といった声が寄せられています。



【画像】藤井さんのロイホ愛



　藤井さんはかなりのロイヤルホスト好きを公言していて、9月21日にリリースした5年ぶりのニューアルバム「Music Restaurant Royal Host」は何を隠そうロイヤルホストとのコラボ。藤井さんたっての希望で実現したとあってかなりのこだわりが見え、アルバムタイトルだけでなく、ジャケットも店内で撮影し、ブックレットも同店のメニューブックを模したデザインで仕上げていました。



　さらに30日には、藤井さんとともに「Music Restaurant Royal Host」の世界観を堪能できるファン参加型のイベント第1回が実現。Twitter上ではクルーの制服をまとい接客する藤井さんの姿が話題になり、イベントの参加者からも絶賛の声が寄せられていました。



　一方でロイヤルホストのパンケーキといえば、11月26日に放送された人気バラエティー「ジョブチューン」（TBS）で、番組企画の審査員を務めた有名店のシェフの多くから「不合格」と判定されたことで話題に。お店のファンの多くが判定に不満を持ち、「ロイホにはこんな不当なジャッジに怖けずにロイホの味を守ってほしい」「我々は流行のパンケーキが食べたいわけじゃないのよ。ロイホのあのパンケーキが食べたいの！」とTwitter上で訴えたほか、審査員への行き過ぎた誹謗（ひぼう）中傷にまで発展する事態となっていました。





　このタイミングで、騒動のさ中にあるパンケーキの写真を公開した藤井さん。番組に言及することは一切せず「大満足です！　美味しい！　楽しい！」とメニューへの愛だけをつづっています。また藤井さんの写真にある8等分に切り分けたケーキにホイップとシロップを染み込ませる食べ方は、ロイヤルホスト公式がおすすめしているもので、ここでも藤井さんの“ロイホ愛”がうかがえます。



　藤井さんの投稿には「この投稿に心温まりました。これが良いのですよね。これだから良いのですよね」「このタイミングであげてくれる藤井さん素敵です」「私もロイホのパンケーキ好きです！ これでないとダメです」「藤井さんの想いや、優しさに、グッときます！」「ロイホのパンケーキは私にとってNo.1です」と盛大な拍手が送られています。


ねとらぼ

【画像】ロイホ制服姿の藤井さん
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