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2022年11月29日14:37

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普及時には、割とよくあった話。

日本メーカーは、蛍光灯の在庫の関係で消極的だったLED照明ですが、韓国、中国は、積極的な動きを見せていました。
2006年〜2007年頃のお話でしょうか。
防戦として、日本のメーカーが取り組んでいたのが、LED照明販売を見据えた蛍光灯照明の筐体の規格化です。
要するに、入替を容易にし、規格をガラパゴスにする事で、他国製品の進行を阻止する狙いだったわけです。

因みに、オフィスの蛍光灯などで使われている40W型直管型蛍光管ですが、同様の世界基準は、1,200mmですが、国産は、1,198mmなんですよね。
当然、国産の筐体は、1,198mmに合わせて作られています。

たった2mmなのですが、国産の筐体に、海外企画の蛍光管は入らないんですよww

たった2mmなので、売れ筋の日本規格の40W型蛍光管は、当然、海外企画の筐体には嵌るわけです。
ガラパゴス規格にする事で、日本市場は守られていたわけです。

さて本題は居るわけですが、LED素子は、熱に弱いんですよ。
ですから、製造技術が未成熟だった時期=日本が本格的に製造に乗り出す以前の製品で使われていたのが、低音融解ハンダだったんです。
外国産品の導入にあたり、より高い効果が得られる、電気をより必要とする照明=屋外設置看板からテスト導入が始まったんですよね。
看板の中は、密閉されているわけですから、当然、熱源があれば温度が上がっていくわけです。
その結果、中でハンダが溶け、ショートして火災という事故が発生しました。
これによって、日本の照明のLED化は大きく後れを取る事になったわけです。
照明機器メーカーには、在庫の蛍光管を売りさばく余地が出来たわけです。
まぁ、出来すぎな展開なので、やったよね。とは思いましたけど。

そもそも、LED自体は、発光時に熱を持たないわけです。その為、信号機に使用した際、従来であれば、発熱で溶けていた雪や氷が解けずに付着し、とんでもない事になっているのは御存じの事だと思います。
そんな単純な事に何故きがつかなかったのか?という話しになるわけですが、これにもちゃんと理由があるわけです。

LEDは、少量の電流で強く発酵するわけですが、発熱しない代わりに、熱にも弱いわけです。
また、定格の電流以上の電流を流すと、強く発光する一方で、急激に能力を落とします。
本来であれば、根本で抵抗を通し下げるのが正解なのですが、テスト機では、そんな事出来ない為、抵抗と一体化した製品を使用するわけです。
能力自体、差が無いので、照度のテストは良好な結果がでるわけです。
ただ、抵抗と一体構造になっているため、テスト機=ランプ本体は、白熱灯並みに加熱するわけです。
購入する側が現品を触るのは辺りまで、熱を持たない説明を受けていても、実際に熱を持つテスト機を触っているので、熱を持たない事に対する配慮が抜けてしまうわけです。
その結果が、雪国の信号に現れたわけです。

LED照明の最適解は、発光する部分と、抵抗、整流等の仕組みを切り離す事なのですが、ここで問題になるのが、LEDの発光の仕組みになるわけです。
LEDは厳密に+と-があって、方向を誤ると発光しないんですよね。
ですから、正しい方向から電気を流す必要があるわけです。
Aというメーカーで筐体と発光体を合わせれば、プラスとマイナスの方向を合わせ一定化する事が出来るわけですが、他メーカーが逆にしていた場合、Aというメーカーの発光体はBというメーカーの筐体には使用できない事になってしまうわけです。
そこで、最適解ではなく、どのメーカーの筐体にも取り付け可能な発光体と仕組みの一体型の製品が売られているわけです。

余談ですが、直管型蛍光灯の場合、グロースターター、ラビットスターターに限らず、蛍光灯内の電圧が安定したら役割を休止し、直接蛍光管に直接電流が流れる仕組みになっているわけですが、LED照明が要求する電流は低いので、安定したと見做されず、高い水準の電流が流れ続けるわけです。
その結果、本来であれば省電力化が図れるところ、蛍光灯を上回る電力消費になってしまう事があります。

で、今回のアイリスオーヤマ製のLED照明の事故の件ですが、この焦げた部分が発光体付近なのであれば、ハンダが溶けてショートしたのではありませんかね?

長々書きましたが、この一文で終わらせるには、背景の説明が必要だったものでw
焦げた部分が、整流等の仕組みの部分なのであれば、設計上の問題で、同形式の機種であれば、同様の事故が発生する可能性があります。
蛍光灯よりも省電力である事から、電気のオンオフがマメでは無くなり、メーカーが想定している以上の時間で連続して使われ、想定外の熱を持っている可能性があるわけです。
使用状況の確認をして、発熱が問題なのであれば、リコールを出さないととんでもない事になるのではありませんかね?




■「異臭がすると思ったら天井のLEDライトが焦げていた」投稿拡散 製造元のアイリスオーヤマ「消防と合同鑑識調査を行う」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7204820

 部屋から異臭がすると思ったら天井のLEDライトが焦げていた――こんな投稿がTwitterで拡散し「怖い」などの声が寄せられています。編集部ではメーカーのアイリスオーヤマを取材しました。



【その他の画像】現場検証の様子



 投稿したTwitterユーザーのくろやっこさんによると、ケミカルなにおいがしたので、出所を探してLEDシーリングライトを開けたところ、焼け焦げているのを発見したとのこと。「もうちょっと気づくのが遅れたら火事になっていたかも」とのコメントとともに投稿された写真には、一部が黒く焦げたライトが写っています。ツイートは7000件以上リツイートされ広く拡散しました。



 消防署の現場検証で火災と認定され、ライトは精査のため消防署員が持ち帰ったそうです。



 ライトはアイリスオーヤマ製で、くろやっこさんに聞いたところ2018年10月に購入。くろやっこさんが同社のコールセンターに電話したところ、当初は「申し訳ございません」の一点張りだったのが、後に謝罪と返金の申し出があったといいます。






 編集部がアイリスオーヤマに問い合わせたところ、くろやっこさんの投稿については把握しているとのこと。出火原因については「該当製品を確認・解析する必要がありますので、現時点では回答できかねます」との回答でした。今後は消防との合同鑑識調査を予定しているといいます。



 なお他の製品にも同様の問題はあるか、との問いには「当社の他の製品つきましては、設計上問題ございません」と答えています。



画像提供:くろやっこさん


ねとらぼ

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