うちに来る緊縛事故で後遺症を負った受け手に聞くと、緊縛中に縛り手が言う言葉に「大丈夫?」が有る。
縛っている途中で「大丈夫?」と受け手を気遣って言う言葉なのだが・・・・。
慣れていない受け手にとっては何が大丈夫なのか分からず、つい「大丈夫です」と言ってしまうのだとか・・・。
下手なインタビュアーが「今日の試合はどうでしたか?」選手に漠然と聞くのと同じなんですよね。
答える方は質問が漠然とし過ぎているので答え難いのです。
縛っている時に、緊張している受け手は多く居ます。
ましてや初めて縛られる相手ではなおさらです。
例えば「箇所を示しながら・・、ここきつくない?痛くない?苦しくない?痺れや痛みはない?」とか・・・、具体的に聞けば答えやすいんですけどね。
事故を減らす為には注意すべき点です。
それと、受け手の返事・言葉に頼り過ぎも感じています。
縛っている時に相手の反応を良く見ていれば、あいまいな「大丈夫?」なんて言葉ではなく、相手の反応によって疑問が生まれて「このテンションだとキツイのかな?」とか、具体的な声掛けが出来るし・・、受け手も「答えやすい」のです。
あいまいな言葉は、何か分からいけど聞いてみる‥って感じになってしまうんですよね。
それともう1つ。
受け手の中にはシャイで自分の意思をハッキリ言えない人もいます。
縛る前からちゃんとコミュニケーションを取って、お互い話しやすい雰囲気作りも必要なのです。
以前、S〇Xが下手な人はSMも緊縛も下手…と言う話をしましたが、テクニックだけの問題ではないのです。
独りよがり・自己中だから相手が見えない、だから今どうすれば効果的なのかが分からず自分勝手なテクニックに頼ってしまう・・という事なのです。
緊縛リスク講習を行うと、縛り上のポイントばかり気にする人が居ますが、例えば吊る時にどちらの足から上げるかは・・・、軸足の確認はコミュニケーションが無ければ質事が出来ませんよね。
もう一度、緊縛は人と人とのコミュニケーションの1つなんだと理解し直していただきたいと思います。
では、素敵なSMライフをね!(^^)/
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