首記の本。デジタル・ファシズム を読みました。著者は、ジャーナリスト。
今は、国家がデジタルのデータで管理できる時代。
日本のマイナンバーもそのあたりの危惧から、反対論が根強い。
中国では、一足早く、国民のデジタル管理が始まっている。
個々人の信用状況、行動などを国家が蓄積。
犯罪者は当然として、日常のトラブルなどまで記録に残せる。
細かいことでは、飛行機の機内でトラブル起こすた人間は、以後、飛行機に搭乗できないとか・・・
金銭貸借で延滞、遅延などがあれば記録に残る。
経済の信用状況もほぼ永遠に残せるから、トラブルを起こさない人は、信用が蓄積される。
その結果、住宅ローンなどを借りようとした時、過去のトラブルが無ければ、低金利で容易に借りられる。それこそ、クレジットカードなども容易になる。
また、企業側にとっても、延滞、貸し倒れなどの危険性が減れば、優良者には金利を優遇できる。審査もほぼ瞬時に行える。
現実にこれらの管理によって、中国国内での治安は非常に良くなり、日常のトラブルもほとんど見なくなった。多分、住宅ローンなども容易に判定される?
正直者が報われる社会は、個人的には大賛成。
考え方によっては、非常に良いのだが・・・・データ管理をするのは人間だからなあ。
難しい。
ログインしてコメントを確認・投稿する