三歳戦なので、そもそも経験しているＧ�汽譟璽垢�
少ないということもあるのですけど、また今年も、
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第83回 菊花賞 (Ｇ��)
阪神競馬場 芝3,000ｍ 3歳 国際 馬齢
秋競馬になりましたけど、やはり３歳馬だけのレースとなると、
ここまで出走できるＧ�汽譟璽垢凌瑤盡造蕕譴討靴泙い泙后�
牡馬限定で数えてみても、出走可能なＧ�汽譟璽垢錬汽譟璽垢世院�
この５レースのうち２レースがマイル競争なんです。
残り３つは2,000m。
菊花賞自体は英国のセントレジャーというレースを範にとって、
創設されたレースです。その本場英国でも、同じ悩みを抱えていて、
3歳馬にとって、ここまで走ってきたＧ�汽譟璽后�
あるいは重賞競走と、この3,000mのレースとでは、
走る距離が違いすぎるんですよね。
菊花賞の場合、多くの馬がこれまでの競走よりも、
一気に1,000m近くまで距離延長することになります。
なので、ここまで重賞競走で活躍してきた3歳馬にとっては、
ほぼ未体験の距離を走ることになるので、だったら敢えて
このレースを選択しなくてもいいか… という考えになるようです。
本場の英国セントレジャーでも、ダービーや、2000ギニーの優勝馬、
あるいは出走馬が、このレースにも出走してくることは
少なくなってきているようです。
セントレジャーの出走馬は、そのあとのアスコット金杯などの
長距離レースを目指して、セントレジャーからデビューしよう。
むしろそんな馬が多くなる傾向があるようですね。
今回日本の菊花賞でも、そういう傾向が顕著に表れてしまいました。
ダービー馬は先日凱旋門賞に出走していましたし、
皐月賞馬は天皇賞(秋)へ回るようです。
結果としてＧ�鞠呂鷲垪漾�おまけに重賞ウィナーも7頭だけです。
こういう時の菊花賞は、ひたすら距離適性を考えるのが一番かな。
1枠1番 ガイアフォース
新種牡馬になったキタサンブラックの子です。
キタサンブラック産駒は3世代目に入っていて、
3歳馬ではこのガイアフォースと、2歳馬でもすでに重賞ウィナーが
誕生しています。キタサンブラックって、その父がブラックタイドです。
どういうわけだかブラックタイドの産駒実績はずば抜けて高く、
産駒の総数に比べて、重賞ウィナーになる馬が多く出てきます。
そんなブラックタイドの流れをくむキタサンブラックですので、
産駒実績もこれから大いに期待されます。
ここでいきなり初年度産駒が3歳でＧ�気鮴�するとなると、
ディープインパクトやドゥラメンテに匹敵する種牡馬デビューになります。
この馬はキャリア５戦と、まだ出走経験が少ないですが、
重賞１勝を含む３勝をあげており、残りは２着２回。
成績の安定ぶりは全３歳馬の中でもトップレベルです。
その中にはいきなり新馬戦でダービー馬ドウデュースと対戦し、
0.1秒差の2着に食い下がったレースもあり、
キャリアは少ないと言いながらも、すでにＧ�亀蕕稜呂箸梁仞錣�
済ませてきているという経験値の高さがあります。
そして前走のセントライト記念(中山Ｇ�供┝�2,200m)の勝ち方や、
そのさらに前のオープン競走で後続に1秒以上も差をつける
コースレコードで優勝するなど、もはや重賞クラスでないと、
相手が見当たらないという強さを見せつけてくれました。
勢い、実力とも、この出走メンバーの中では一番光ります。
父は先ほども紹介した通りキタサンブラックです。
何度かご紹介しているかもしれませんが、その父の
ブラックタイドはディープインパクトの全兄です。
そうするとそのブラックタイドの母にウインドインハーヘアが
入っているので、このウインドインハーヘアがかなり長距離に
強い特性を持っています。
母父はクロフネでフレンチデピュティ系になるわけですが、
母母父にダンスインザダークが入っていました。
この流れからスタミナの強さが遺伝してきているでしょうかね。
7枠14番 アスクビクターモア
ガイアフォースさえいなければ、間違いなくこの馬が
主役候補だったはずです。皐月賞もダービーも経験していながら、
今のところ掲示板を外したことのない安定感。
この安定感もガイアフォースさえいなければ、
断トツのトップクラスでした。
今回菊花賞の出走メンバーの中で、皐月賞やダービーなど
Ｇ�亀蕕離譟璽垢暴仭�し、それぞれの優勝馬と上位で
競り合うことができた馬というのも、実はほとんどいないんです。
そういう意味でいっても、この馬はここまで他の出走馬たちとは、
比較にならない荒波にもまれながら、それでも5着以内を
外さないという実績もあげてきました。
要するに経験値が他の出走馬よりも、頭一つ上ということです。
この馬は弥生賞(中山Ｇ�供┝�2,000m)での優勝経験があり、
皐月賞の時にも注目馬にしていた馬でした。
そして前走はガイアフォースにアタマ差まで迫る２着。
前走のセントライト記念はガイアフォースが、その前の
レースで後続を１秒以上突き放す圧勝劇を披露した
インパクトが強く、実績上位のアスクビクターモアが
かろうじて一番人気でしたが、ガイアフォース相手に
どう戦うかにも注目された名レースでした。
そこで敗れたはしたもののアタマ差の２着に入ったことで、
実力差はさほどあるわけではないという姿を見せてくれました。
父がディープインパクトで、母父がレインボウクエストです。
レインボウクエストはレッドゴッド系の名種牡馬で、
サクラローレルや前文で書いた英国セントレジャーの優勝馬が２頭。
さらにアスコット金杯の優勝馬など多くの長距離系に強い馬を
輩出した血統。スタミナの面では定評のある家柄です。
この距離に強そうな母系ですし、さて3,000mでの決着はいかにですね。
しかも…ガイアフォースがこのまま一番人気でいった場合…
一番人気馬の連敗記録を１６に伸ばしてくれるかも。
8枠17番 ジャスティンパレス
重賞馬ですし、キャリア６戦で３勝と勝率もそれなりに高いです。
ですが、とても気がかりなことは、Ｇ�気任諒�れ方ですね。
皐月賞にもダービーにも出走しているのですが、
こういう時に限って実力を出し切れず、着外になってしまいます。
前走は神戸新聞杯(中京Ｇ�供┝�2,200m)では、後続を３馬身半も
引き離しての優勝をあげ、ちゃんと実力のあるところを見せてくれたの
ですけど、大きな舞台になるほど本来の実力が出せない馬なのかも
という心配はつきまとう馬です。相手が強くて迫力があると、
どうしても委縮して一歩引いてしまう馬なのかなという気もします。
馬の世界にもいるんですよね、こういう性格の子って。
父はディープインパクトです。母父のロイヤルアンセムは、
シアトリカルを経由するヌレイエフ系で、ヌレイエフ系というと、
本来的には中距離系のスピードタイプという印象ですけど、
このシアトリカルという馬は、ヒシアマゾンの父でもあり、
自身はＢＣターフなどの力のいるレースで優勝した経験のある、
わりとヌレイエフ系の中でもタフさが魅力の馬です。
豊富なスタミナを受け継いでいる馬だとは思いますので、
あとは引っ込み思案な馬ではないことを祈りたいところですね。
6枠11番 ドゥラドーレス
名前から何となく想像がつくかもしれません。ドゥラメンテ産駒です。
この馬は重賞優勝がまだないのですけど、皐月賞もダービーも出ずに、
ここまで本当に丁寧に調整されてきた馬。重賞出走も毎日杯の３着が
一度だけで、それ以上の無理をさせることなく、秋からの本格始動を
目指して育てられてきた馬のようです。
菊花賞に出てくる上り馬の中では、こういう秘蔵っ子みたいな馬って、
意外と大化けすることがあります。代表例がメジロマックイーンです。
距離適性や体の完成度を考慮して、３歳馬になった時点から、
秋の始動を目指して、春シーズンは体を作り上げるシーズンに徹する。
こういう考えで鍛え上げられてきた上り馬は、わりと脅威です。
ただしメジロマックイーンのようにはいかないのは、
2,000mを超える距離の競走経験がありません。
マックイーンの場合、ダービーなどは経験させず、
あえて3,000mのレースを経験させていたというところがありました。
なので、やはり他の馬と同様この距離は未経験です。
これがそういう距離適性まで秘匿する隠し玉なのかも…
なんて可能性まで考え始めるとキリがないわけですけど、
そのあたりは血統から見てみるしかないですね。
父は前述の通りドゥラメンテです。つまりキングマンボ系ですので、
中距離以上もお手の物ですよね。
母でいうと、まずは母がチューリップ賞で３着と、
重賞でも実績のあるロカという馬。その父がハービンジャーです。
母父がハービンジャーということは、ダンズィグ系なのですが、
ハービンジャー自身はＫＧ＆ＱＥＳの優勝馬で、2,400mの
競走にも強さを発揮した馬。母系のスタミナもだいぶ期待できます。
何よりもドゥラメンテ産駒のＧ�擬太咾鮃佑┐襪班垉ぬ�です。
先週のスターズオンアースの雪辱を、この馬が果たしてくれるでしょうか。
２枠３番 プラダリア
青葉賞(東京Ｇ�供┝�2,400m)で優勝経験のある馬です。
青葉賞優勝馬というと、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)２着と、
伝説ともいえる見事なシルバーコレクターだったウインバリアシオンや、
記憶に残る実績馬というと、天皇賞(春)を連覇したフェノーメノがいます。
時折、特に長距離馬で大きな実績を残す馬が現れて、
このレース自体はダービーＴＲですが、ダービー優勝馬は出てこないのに、
その後のレースで、こうした実績をあげる馬が出てくることのあるレース。
だからこの馬どうだろうかというところは難しい判断なのですけど、
ダービーで５着にまで食い下がったところで、実力は感じます。
ただ神戸新聞杯でジャスティンパレスから1.1秒も差をつけられての8着。
こういうところで力の安定感に不安のある馬でもありますね。
父はディープインパクトで、母父がクロフネという組み合わせ。
青葉賞を優勝してはいるのですが、この組み合わせから受ける
イメージでは、中距離系なのかなという感じもします。
でも、東京の2,400mで優勝している点で、力強さも同時に
感じさせてくれる馬ともいえますけどね。
ちょっとこんな馬も気になってしまいます。
4枠7番 アスクワイルドモア なんだか聞いた印象のある名前…。
兄弟馬ではありませんが、アスクビクターモアのオーナーさんは、
この馬との2頭出しです。厩舎も違うので、全く同じ陣営という
わけではないのですが、そうなるとそれぞれの厩舎が、
同じオーナーから預かった馬で、どちらが菊を制するかという点で、
張り合うことになるでしょうね。
そして8枠16番 フェーングロッテン ラジオＮＩＫＫＥＩ賞などを
勝ち上がってきた上り馬ですけど、ブラックタイド産駒で、
母父がキングヘイロー。この組み合わせは長距離にも強さを発揮する
馬ができることがあり、血統で見ると少し不気味です。
さて、その馬が勝っても初のＧ�祇�覇。
その栄冠に輝くのはどの馬でしょうね。
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