若い頃に小谷野敦さんの恋愛論を集めた本を読んだことがあった。
その時に、恋愛を否定した徳富蘇峰の恋愛論などを堂々と掲載するあたり、面白い人だなと思った。
恋愛をいかに成功させるかということではなく、恋愛とは何かということを考えさせる本だった。
今、ちょっと極端になっていますけど、よい評論を書く方だと思います。
電子図書になってスペースを気にしないでよいので、「久米正雄伝 微苦笑の人」(中央公論新社)、「里見とん伝 「馬鹿正直」の人生」(中央公論新社)、「忘れられたベストセラー作家」(イースト・プレス)を読んだ。
里見��さんについては、有島武郎の弟として有名だが、横浜をひじょうに愛した人でその文のリズム感には定評があった。
横浜市電も好きな人だったのですよ。
ただどういう人かは十分に知らなかった。
多情仏心については、お妾さんとかが普通にいる時代のもので古いのかもしれない、だが自由恋愛だからこそ大切なことを伝えているように感じた。
多情仏心は四字熟語であり、永遠に残していくことができる。
「里見��といえば多情仏心」で残していくことができるのである。
不倫をしても見失ってはいけないことってないでしょうか？
精神と肉体は分けることなんてできません。
多情仏心こそ大切なのだと思いました。
(修正)
武者小路実篤ではなく、有島武郎の弟でしたすみません。
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