里見��さんは旧仮名遣いにこだわった人なので、電子図書にするのも大変だと思いますが、ぜひやって欲しいと思います。
人間は結婚しても好きな人はできるものだし、多情であるのが人間だと思う。
そこで「仏心」を持てるかどうかが大事なのだと思う。
それは男も女も問わずです。
真心や誠実さをきちんと持てるかが、善悪の分かれ目なんだと思う。
不倫して相手と別れても、誠実に対応していれば決して互いに悪い気持ちはしないと思う。
「別れてはしまったけど、彼女には最後まで誠実にしたつもりだ」と言えば、不倫も恋愛として誇れないことではないように思う。
それは男女逆であっても同じことだと思う。
里見��は人を愛する時は全身全霊で人を愛するべきと考えたのだろう。
そこにおいて精神と肉体は一体化している。
三島由紀夫は精神と肉体は分離できるという、彼の小説では愛なきセックスを平気でできる人が多い。
もし「たとえ愛してはいなくても、筆下ろしをした人には感謝の気持ちを持つべきだし、女性の方も真心をもってするべきだ」と書けば、尊敬できたと思う。
当たり前すぎて書かなかったのかもしれないが、多情仏心の人ではなかったのだろうと思います。
すごい大事なものが欠けているようにも感じるのです。
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