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2022年10月12日21:13

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X年後の関係者たち 久しぶりに良いバラエティ番組

カズレーザーがメインMCを務める良質バラエティ、X年後の関係者たちを見た。
当初は趣味である声優ブームの回を見たが、それ以外の回も本当に面白く、
これBS-TBSで放送しているが、まるで作りはNHK。
こんなのを民放にやられてしまったらNHKはお手上げだし、立つ手が無い。
それほど良質のバラエティである。

言ってしまえばプロジェクトXのドラマ無し版で、当事者の証言を語り合う
番組なのだが、メインでのカズのコメントが秀逸であるのと同時に、
主演者への回しのうまいことうまいこと。
核心をついた一言もあれば、しっかり笑わせたりと、タモリとも違った
番組回しをしていて、このキャスティングは素晴らしいと感じた。

さて、そんな中、声優ブームの回はそれはそれで面白かった。
神谷、三ツ矢のエピソードはいつ聞いても鉄板で面白いのだが、
今回、やっぱり当時から怪しいと思っていた国府田マリ子、
そして一人スタンスが違う桜井智。この2人がある意味、番組で
おかしな空気をつくることになる。
とにかく番組で話し合っているテーマと、ちょいちょいズレる
コメントをする国府田。収録に対してどこを切り取って使っているか
分からないが、あえておかしな微妙なコメントをする国府田のシーンのみを
使っているのか、終始、中二病的、よく言えば真摯で愚直な姿勢であり、
演技は魂でする憑依系と言う国府田なので、
カズと噛み合わない。微妙に噛み合わない。
それは当時のラジオやらテレビやらを見ていれば感じていたことだが。
この微妙に噛み合わないのは出演していなかったが、たぶん林原めぐみも
出ていたらきっとカズとは噛み合わなかったと思う。
それとは逆に、常に一歩ひいていたのが桜井智で、役者でやってきた人と
一線を画していた。アイドル出身であるから、自分の売り方を熟知していて
ブームに乗るべくして乗った、そういう運とかチャンスを活かせる
バックボーンも考え方も、時代が桜井智に味方をした、という分析は
あながち間違っていないと思った。

今の声優ブームを語っていたが、既に声優というものは声優ではなく、
それはモデルでも役者でもアイドルでも歌手でも、皆同じで
1つに特化する時代は終わり、マルチに活躍する人材を今のテレビ、
またはあらゆる媒体が求めていると思う。
今は、1人の人間があらゆる自分の可能性をマルチに表現できる時代で、
1人勝ち、それ以外は負け、という時代なんだと思う。
だからこそ、芸能界、いや、SNSで活躍するクリエーターも含め、表現者の
戦場は一握りの人材を求めて戦っているのだなと思う。
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