翌朝は豪雨が迫っているのがわかっていたので、早めに乳頭温泉を脱出することにした。なんせ秘湯中の秘湯ともいわれる山の中だから、一本道に土砂崩れでも起きて閉じ込められたらシャレにならない。
ちなみにこの日の昼間に青森・秋田の日本海側を中心に大雨になり、前日に泊まった弘前市では広域に避難指示が出てえらい騒動になった。
ギリギリセーフ
ふもとの田沢湖ではシンボルとされている『たつこ像』に立ち寄る。
伝説では美少女・辰子が龍になって湖神として田沢湖深くに沈んでいるそうだ。日本で最も深い湖(423m)だから見つからないよなぁ…
それから1時間ほどのドライブで到着したのは角館(かくのだて)…武家屋敷通りをはじめ趣のある保存地区で有名なところ。みちのくの小京都とも呼ばれている。
なかなかいい感じ♡ 道の両脇は枝垂れ桜で満開時の写真がネットにあふれているのもよくわかる。
角館歴史村で一番有名な武家屋敷が青柳家
単なる古い屋敷ではなく、3,000坪の敷地に博物館になっている家屋が点在している。
武家屋敷なのでまずは定番の鎧兜や刀槍がおさめられている武器庫
解体新書記念館
解体新書はいうまでもなく新井白石と前野良沢が和訳した西洋医学書だが、読者に衝撃を与えた人体解剖図を写した画家が小田野直武という角館の武士だそうだ。青柳家と姻戚関係にあり、それで記念館があるわけ。
この解剖図はほんとにすごいねぇ
なにげにおおしろかったのが、秋田郷士館…移築した雪国らしい頑丈な旧家なのだが、2階に幕末から明治初期の写真コレクションが展示してある。
作りかけのエッフェル塔
人間の腑分けや、胸を出したまま普通にポーズをとる入浴中の女性の写真もあった。こんなの撮ることもあったのね。
その他にもいろいろあり。
南総里見八犬伝
昔の大相撲の番付表…右上にある横綱・双葉山の出身地は豊前になっている。
カラヤンのレコードや派手な蓄音機
敷地内の喫茶店で和菓子をいただいてしばし和風テイストに浸らせてもらった。
武家屋敷の石黒家
お昼ご飯は桜の里という親子丼が絶品と評判のお店レストラン
『元祖比内地鶏親子丼』は期待を裏切らずおいしゅうございました♡
今日のメインは角館でおしまい。あとはひたすらドライブして温泉へ
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