mixiユーザー(id:1397418)

2022年10月05日23:00

60 view

56号!

10/3(月)ヤクルトVSDeNA最終戦
観ましたよー。歴史的瞬間。村上の56号。
この日は、ヤクルト最終戦というか、NPBのペナントレース最終戦のギリギリの日、その最終打席。あまりにも劇的だった。

今年は、結局この試合含め、4試合しか行っていない。去年が散々だっただけに、今年はいくぞー!と決めていたんだが、いろいろあり、野球どころのメンタルではなくなってしまった・・(去年もだよ〜とほほ)
7月〜9月は1試合もいけず、気づいたら、あれよあれよの連覇達成。それ自体は、前半戦の無双状態の強さがあったから、さほどは驚かなかった。それに去年も優勝しているし、我々ヤクルトファンは、最下位慣れしているので、2年連続なんてもうオマケみたいなもんさ。
それより、村上の記録。年間ホームラン数の日本記録と、史上最年少三冠王。どっちか1つでも達成して欲しいと思った。
何せ、村上のプロ1号も神宮で生で観ているし、その成長過程はずっと追っている選手である。2年目の「清原超え」の時は、守備は下手、ヒッティングは下手で、「俺はまだあいつをみとめねえ!」と上から目線(というかどこの目線?)で言っていたもんだが、今年の村上は、もう文句なしの球界一実力者であった。
もともとの素質が凄かったのもあるが、短期間でここまで成長するとは、さすがに思わなかった。
僕は、三冠王とホームラン数、どっちかが落ちるだろうなあ、と思っていた。8月頃は、打率がまだ、上位に及ばないだろうと思っていたんだが、5打席連続ホームランを初め、10打数以上連続出塁などで、あれよあれよと、打率もトップ独走。
この頃から、三冠もいけるかも、と思い始めた。
いかんぜん、55号が出て、王さんの記録に並んでからが、大失速。
残り13試合残していたため、今までのペースでいけば、60本のバレンティン超えがあるものかと期待したが、相当のプレッシャーだったんだろう、ホームランは愚か、ヒットさえも出なくなる。
残すところ5試合となり、先週の阪神戦、いこうかどうか迷ったんだが、チケットも見切れ席しか残っておらず、余裕もあまりなかったので、断念。
そうこうしているうちに、ホームランは相変わらず出ず、打率も激下がり。
10/2の段階で、打率は2位の中日・大島選手と3厘差。中日は試合が全て終わったため、10/3のヤクルト最終戦で、村上は首位打者になるためには、3打数0安打までは許されるとのこと。ということは、その3打席が勝負になる。
せめて、王さんを超え、「日本人選手」最多本塁打は達成してほしい。何せ、日本人として、あの王さんを抜くのである。
シーズン最終盤のこの時期、ヤクルトの選手が全国区のニュースになっているなんて、ちょっと前までだったら信じられない現象なのである。
というわけで、急遽チケットを確保、神宮へ。
もう結果はわかっていることなので、詳細には書かない。
1打席目三振で愕然。3打数0安打で、「逃げ」の三冠王なんかにはなってほしくないんだよ・・
2打席目にタイムリー安打が出た。これで今日は最後の打席まで行ける!そして三冠は確定だ!だが、やっぱりどうしてもホームランは出て欲しい。。
3打席目、セカンドゴロ。イニング数からいっても、あと1打席がせいぜいだな。
最終打席を記録のかかったホームランで決めるなんざ、そんなの漫画の世界でしかないやな・・と思うが、やっぱり希望は捨てられず期待している自分がいる。
そして、7回裏、最終打席。交代したばかりのDeNA入江投手。その初球。
村上の振りぬいた打球は、低い弾道を描きライトスタンドへ一直線。打った瞬間に、これはいった!とわかる、綺麗な弾道がみえた。嘘だろ!
こんなことってあるんか!こんなことってあるんか!
野球で興奮することは度々あるが、この瞬間ほど興奮したことはなかった。
そして、球場の誰もが、その歴史的瞬間に立ち会ったことに興奮していた。
まさに、ドラマチックな展開。もし、2打席目が凡打だったら、この打席に村上は立っていなかったのである!

さて、今日は村上のホームランで、もうアドレナリンが出尽くしてヘロヘロなんだが、それ以外にも盛りだくさん。
内川、嶋、坂口の引退試合でもあったのである。
先発に出場の2番ライト・坂口、5番ファースト・内川。
1回に坂口が、彼らしい巧みなバッドコントロールでヒットを放てば、3回には内川がタイムリーツーベースヒット。塁上の内川のボロボロとこぼした涙。
そして、5回の守備に入ったところで、坂口、内川は交代。ライトから引き上げる坂口に涙。正直、内川はラスト2年にヤクルトに来て引退なので、思い入れはあまりないものの、横浜、ソフトバンクで活躍した稀代の名選手。その偉大な選手が引退する寂しさがある。
坂口は、我々スワローズファンにとっては、引退が辛くてまともにみれない。最後の近鉄戦士であり、オリックスを自由契約になってヤクルトへやってきて10年。あの泥沼の敗戦時代も、坂口はケガや疲労を堪えて試合に出場し続け、人材不足のチームで慣れないファーストまでこなし。みんなグッチが大好きだった。
球場には42番のユニフォームを着た人で溢れかえっていた。
そして、村上フィーバー覚めやらぬ、8回裏、嶋が代打で登場、凡打だったものの9回表には、1アウトのみのキャッチャーで出場。
嶋も晩年ヤクルトに来て3年、ほとんど出場せず引退なので、思い入れがあまりないが、発展途上の楽天というチームを選手の要として築き上げた、野村監督最期の弟子である。嶋もまた、稀代の名選手の引退であり、悲しい限りである。
そんな3人が、試合終了後、高津監督のヤクルトの最終戦挨拶のあと、引退セレモニーを行う。
花束贈呈のサプライズゲストで、内川には、工藤元ソフトバンク監督が、嶋には、楽天のマー君こと田中将大が来ていた。
そして、坂口には、同じ近鉄戦士としてヤクルトで戦っていたあの近ちゃんこと近藤一樹が!
一般的な知名度では近ちゃんは他の2人に劣るかもしれないが、我々ヤクルトファンにとっては、大絶叫である。みんなして近ちゃんの登場に狂喜していたのである。
内川も、元ベイスターズということもあるし、坂口と同じ元オリックスの選手がベイスターズにいることもあり、ベイスターズの選手は何人か残っていて、最後、3人が球場をひとまわりした際に、抱き合っていた。
何ともジーンとする瞬間だった。

といったように、まだまだ書き足りないが、これだけいろんなことが一気にあると、もうお腹いっぱい、感情が追いつかないのである。
この1試合で、20試合分くらいの価値があったんじゃないか?頼むから、1つずつやてくれよーという思いだ。
そんなこんなで、僕自身燃え尽きてしまい、CSも日本シリーズもどうでも良くなってしまったのである・・

ついでながら、最後にこれだけは書き添えておこう。
これいうと、ヤクルトファンのみならず、全国の野球ファンから殺されかねないので、なかなかいえないのだが・・
村上の最終打席である。7回裏、村上は先頭打者であった。ベイスターズは、ここでピッチャーを交代するのだが、何故か村上に対して右の入江を送り出す。
その前のブルペンにはエスコバーが投球練習する姿がみえていた。
しかし左のエスコバーではなく、あえて右でキャリアもない入江。
その初球、入江が投じた球は、何の変哲もないストレート。真ん中からややインハイに浮く感じの。
これって、思い切り村上のホームランコースじゃんか・・家に帰ってテレビで確認しても、やはりそこに投げていた。村上クラスであれば打ちごろの。
これって、まさに村上に「打ってください」とでも言わんばかりの投球。
そこで思った。
やはり相手チームであろうと、その歴史的瞬間を、あの王貞治を超える瞬間をみたかったんだろう、と。勝敗はもはやどうでもよい試合でもあるし。
そして、ひょっとしたら、番長・三浦監督の差し金??
だとしたら、番長、今世紀最高の「粋な計らい」ではないか!
試合後、ベイスターズサイドのコメント(中日ツポーツ10/3)

*********************
村上に56号本塁打を打たれたDeNAの入江は「全力で勝負しにいった結果、捉えられてしまいました」と脱帽した。

 またDeNAの三浦監督は「いや、もうね。すごい打球でしたよ。(打たれた入江も)悔しいでしょうね。抑えにいって自分の武器、ストレートでいってはじき返されたわけですから。この悔しさをバネにしてもらえたら」とコメントした。
*********************

うーん、なんとなく白々しさを感じるのは、僕だけだろうか・・・・

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年10月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る