十和田湖近辺はまだ昔ながらの山道が続いていて、ずいぶん時間がかかる。
今宵の宿は全国的に有名な秋田県の秘湯・乳頭温泉
すぐそこに秋田県はあるのだが、高速で一度岩手に戻り、盛岡から一般道で秋田県・田沢湖を経由して山道を登る。結局165km・3時間半かかってしまった。
不便なところにあるのも秘湯だから当然か。最後は砂利道をガタゴト走って暗くなってから到着
乳頭温泉郷は7つの源泉があり、その中でも最も有名なのが鶴の湯温泉
なかなか予約が取れなくて有名だが、半年前の予約開始時にゲットすることができた。
当然ながら純和風の古い温泉宿…着いた時は暗くてよく見えなかったので写真は翌朝のもの。
以前は人気のない寂れた温泉だったが、相続した二代目の今のご主人が改修を重ねて成功したそうだ。
一番の転機となったのが通年営業化とのこと。以前は豪雪のため冬季閉鎖だったのを営業できるようにしたところ、雪景色の露天風呂がバズり、人が押し寄せるようになったそうだ。今では日帰り温泉のバスツアーもあるらしい。
Webで拾った写真
源泉も複数あり白湯・黒湯と透明なお湯はない。混浴露天風呂も有名だがお湯が白くて透けて見えないというのもポイントか?
観光地化したが、基本古びた宿なのは変わりなく、日帰り客が帰った夕方以降は山の中の静かな温泉宿に戻る。
部屋は新本陣という一番いい部屋だが、それでも鄙びた温泉宿という感じか。こぎれいなのだが、クーラーがないうえに網戸が破れているのでカミさんのテンションはだださがり
しょうがないなぁ。
素朴で自然豊かな食事はおいしい。
朝ごはんもこんな感じ。
お風呂は露天風呂には洗い場がないので家族貸し切り風呂の内湯に入ってから、露天風呂に移動する。
家族風呂には毒々しい色の虫がお湯に浮いていたので、カミさんにバレないうちにそ〜っと捨てたりする。
露天風呂は広くていい感じ。
女性用露天風呂は存在するが、男性用は必然的に混浴露天風呂になってしまう。予想した通り女性はおらず男性5~6人か。まぁそうだよね。
ちなみに女性は脱衣場を出てすぐお湯に浸かって水路経由で混浴露天風呂につながるようになっていて、一応の配慮はしてあるようだ。
お湯は真っ白でまったく中が見えない。底に何があるかわからないのも気味が悪いものだ。さっき虫の死骸見たところだし…
風情のためか浮島のように石が配置されたりしているのだが、油断すると湯の中の石に躓いたりする。
というわけで自分もあまりリラックスとはいえず、早々に退散した。
カミさんは露天風呂に行く途中に大きなネズミ
さんがチョロチョロ室内を走っているのを目撃したらしい。
古い秘湯を風情があると思うか清潔でないと思うかは紙一重だろうが、彼女は完全に秘湯にダメだしをしてしまったようだ。
う〜ん、素朴でいいところなのだが致し方ないか…今回予約を取るために日本秘湯の会
なるものに登録したのだが、残念ながら秘湯巡りというわけにはいかなそうだ
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