■21-22 Season、Ride85
今回は山形県の月山スキー場に行ったときの記録です。
月山スキー場といえば夏スキーが有名です。
いわゆる草スキーのサマーゲレンデと違って、天然雪が6月とか7月まで残っていて滑ることが出来るスキー場なのです。
雪深すぎるからできる営業ですね。
その代わり雪深すぎて一般的なスキー場がオープンしている時期はずっとクローズ。
今シーズンは4月10日から営業開始とのことでしたので、初日にお邪魔してきました。
営業初日に行くとこのワンシーズン分の新雪をとれるのかな、と思ってこの日を狙って行った訳です。
同じことを考えているお客さんは多かったみたいで、朝から月山スキー場は4月とは思えないぐらいお客さんが来てましたよ。
広い駐車場があるのですが、休日でもありあっという間に満車に。
多くのお客さんはバックパックを担いでスノーシュー持参もしくはスプリットボードで登るスタイルでした。
駐車場からリフト乗り場までは15分ぐらいは歩いて登らなければなりませんので、厚着していくと大変ですよ。
スノーシューやスプリットボードで登っている人多数ですが、ボード用のブーツでも全然登れます。
しばらく歩くと見えてくるリフト乗り場です。
ゲレンデへ連れて行ってくれるペアリフトが1基あるのですが、春スキーだからかオープン初日の朝なのに殺伐とした雰囲気はなくどこか緩いお祭り感覚の人多数ですね。
このリフトもオープンするまでは雪に埋もれていたと思われ、開業前に重機で除雪した跡がありました。
ペアリフトを降りるとそこは月山スキー場。
一応休憩所もあります。
本日は晴れていたので、景色は想像以上によかったですよ。
本日は写真の通り快晴で撮影にはうれしいコンディションですがスキー場の気温は13度。
雪質に期待出来る温度ではありません。
山形市は25度とかなので仕方ないですね。
スノーウェアを脱いで汗を流しながら登っていく感じです。
しかしこのリフトでは本当の山頂部までは登れません。
そこからさらにハイクアップすれば山頂部まで登れます。
GW以降になるとこの山頂部に至るまでのルートに設置されているTバーリフトが稼働開始するのですが、残念ながら本日はまだ稼働しておらずTバーリフトは体験できませんでした。
山頂部からの景色は絶景ですね。朝日連峰が綺麗に見えます。
この絶景を見下ろしながら自由に滑れるのが月山スキー場の魅力ですね。
特にコース分けがある様なスキー場では無いですが、他のスキー場と同様にスキー場の限界区域が設定されておりそこを越えて滑ることは出来ません。
みんなリフト乗り場に向けて自由に滑ってますね。
桜の木が植えてある所でツリーランもできました。
もしかしたら、タイミングによっては桜の花を見ながら滑れる時期もあるのかもしれません。
急斜面のクレバスを飛んで遊んだりしている人も居ましたが、沢の形になっている広大な緩斜面をゆっくりと絶景を楽しみながら滑るのが気持ち良いですね。
冬場にはスキー場はクローズしてますが、バックカントリー上級者対象のキャットツアーもある様です。
このスキー場は春や夏になっても滑ることを諦めきれない人にしかおすすめはできません。
いくら積雪量が豊富とはいえ、雪質は春スキーですから。
やっぱり普通はハイシーズンに営業しているスキー場の方が雪質もいいと思いますよ。
それでもこんな絶景がオフシーズンに楽しめるのは他のスキー場には無い大きな特徴ですね。
いつかTバーリフトが稼働している時期や桜の花が咲いている時にもう一度来てみたいものです。
大きなクレバスがスキー場内にできており、そこの点検をしているスタッフが写真にも写っています。
しかし、この日にクレバスに滑落して亡くなったとのこと。
ご冥福をお祈りいたします。
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