■玉鷲が「最年長優勝」 37歳10カ月、2度目の賜杯
(朝日新聞デジタル - 09月25日 16:56)
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大相撲九月場所千秋楽、二敗で賜杯レースの一歩前に先んじていた東前頭三枚目の玉鷲(37歳10カ月、関取として現役最年長)が、三敗の西前頭四枚目高安を押し出しに退け、決定戦となることなく13勝2敗で平成31年一月場所以来2度目となる優勝を決めました。
さて、千秋楽まで残っていたのが奇跡的とも言えるこの大一番、これまでは高安の16勝15敗と拮抗した対戦成績でしたが、立ち合い高安が左かち上げを見せると、玉鷲は右押っつけで応戦、左右の突き押しと喉輪攻めで高安を圧倒、押し出しに仕留めて勝負あり。高安は気合いが空回りしていた感じもあり、落ち着きと冷静さで優勝を経験する玉鷲に“一日の長”があった感じを受けました。今場所の玉鷲は一横綱三大関をすべて制する活躍を見せ、自身二度目の殊勲賞も手にしており、このところの土俵で目立っていた後半戦の息切れもなく、見事な13勝2敗の15日間となりました。
一方、決定戦に持ち込むことなくまたも敗れた高安としては、今日の一番は立ち合い、得意の左かち上げからといういつものパターンでしたが、そこに玉鷲が機微に対応、以降は玉鷲のペースに嵌まり上体を浮かされ防戦一方で終わり、11勝4敗で終わりました。しかし、 杜このみという演歌歌手と結婚以降、大関から陥落、怪我などもあって平幕に下がり、今年に入って2度優勝のチャンスを得ながら力及ばずという場所を経験、第2子を授かり2児の父となった今場所も好内容の土俵を展開しましたが、またも“一歩届かず”に終わった15日間となりました。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞は玉鷲に加え、今日の一番で勝つことが条件だった東前頭筆頭の翔猿が隆の勝を押し出しで制して2桁の10勝として受賞。敢闘賞は高安(他に「今日勝つこと」が条件に西前頭八枚目北勝富士が選ばれたが、関脇大栄翔に叩き込みで敗れ受賞ならず)、技能賞は関脇若隆景が4回目の受賞となり、佐田の海を寄り切りに仕留めて11勝4敗としました。また、大関陣は貴景勝が結びの一番で正代を押し出しで一蹴し2桁の10勝とし、敗れた正代と来場所陥落が決まっている御嶽海(若元春に寄り切りで敗れる)はともに4勝11敗。また、今場所唯一の優勝決定戦となった序二段では、西44枚目の高橋(23歳、二所ノ関部屋、先場所序ノ口優勝、7戦全勝)が西73枚目の千代大豪(24佐、九重部屋、7戦全勝)を寄り切りに退け、序二段優勝を決めました。
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