司書の能力を活かして、少年の頃ワクワクして読んだ本や漫画にたくさん再会できた。
今でも面白い漫画もあったし、「こんなに古めかしかったかな」と思う漫画もありました。
最近よく思い出す漫画があるのですが、どうしても見つかりません。
読み切りの短編だったかもしれないのですが、読んだのは雑誌ではなくコミック本でした。
とても古い漫画です。
ヒロイン・・・名前は間違いないと思うのですが「聖子」と言って、豊かな髪と大きな髪型が特徴、笑顔の素敵な女子高生でした。
そこに大学生の彼氏ができます。
デートは主に彼のアパートに行って、当時のことなので純愛を育んでいました。
「さすが4つ上」というセリフがあったので、高校2年と大学2年の4歳差だったと思います。
しかし大学生と高校生であるためすれ違いが多く、無邪気な聖子と違い彼氏は今後のことについて悩む。
そこに友人の女子大生が声をかけてくる。
最近彼女に会えていないという彼の話を聞き、話を聞いてあげるということで自分のアパートに誘う。
そして軽くお酒を飲みながら話をしているうちに、彼から「今彼氏いるの」と聞かれ、「いないよ、一番気に入っていた君に高校生の恋人ができちゃったから」と話します。
彼は驚きます。
そしてしばらくして。
「実は1年の時から君のことが気になっていた」と話します。
実は二人は相思相愛だったのです。
彼女はそれを呆然として聞いています。
彼は「エヘッ、俺も酔ってきちゃったよ」と照れながら言います。
彼は変な雰囲気になることを怖れたのか、彼女のアパートから帰ると言います。
彼女は「大丈夫なの」と言いながら、見送ります。
寒い中、遠くに離れていく彼の背中を見送りながら、彼女は少しうつむき考え込みます。
最後に聖子があらわれ、無邪気な彼女は帰ってこない彼氏のことを考え、「○○くんどこへ行っちゃったんだろう」と、口をとんがらせてさびしがります。
そういう話でした。
絵がきれいでした。
友人の女子大生が、自分の部屋に入り隣りの部屋で体を隠しながら着替えます。
当時流行していたジッパーがあって、その中に洋服を入れる家具です。
当時は女子大生もたくさん服を持っていたわけでなく、質素でした。
着替える時に少し下着姿が見えます。
彼もそれを感じながら、お互い恥ずかしいとは思いません。
今よりもずっとオープンでした。
彼女は1年ぶりだったかな、久しぶりに彼がアパートに来たことをとても喜びました。
彼への抑えきれない情熱を持っているのです。
当時は少年で、大学にあこがれていたので、大学生ってこんな感じなんだと思いました。
とにかく絵がきれいでスマートでした。
上村一夫さんのような絵でしたが、作風が違うように感じました。
大学生も純愛の時代で、セックスは結婚するまでもっての他の時代でした。
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