「沖縄怪談」の話を聞いて、「これは沖縄怪談という漫画に書いてあった話なのですが」と前置きすればまだよかったのでしょう。
何も言わないで自分のネタとしたのがまずかったのだと思う。
実話怪談については、元ネタは情報提供者からもらっており、そのネタにお金はほとんど支払われていないと思う。
著作者は取材費を自腹で出し、それを本の売り上げで回収しているので、パクリに対し怒りを感じたのは当然のこと、それなりの使用料をもらおうとしたら払わなかったので、訴訟にまでなってしまったのでしょう。
著作権については解釈に幅があり、もっとも厳しい意見を採用すると図書館に本が置けなくなってしまうことがあります。
実話怪談の場合難しいのは、話をパクられたとして、元の情報提供者から「そんなことをするのなら自分にもいくらか金をよこせ!」とやられかねないことです。
昔の小説家はよいネタをいただく場合、それに報酬を支払って買っていたのですよ。
売れたりするとトラブルになりますから。
今も行われていると思いますが、昔以上に表に出なくなっている。
私は引用したり紹介したりする場合は、出典を明示することにしています。
記憶にない場合はどこかで読んだ話と前置きします。
そもそも書いたことで報酬をいただいていないので、そこから得た報酬の分け前という話になりません。
今回の話は難しい、元ネタの提供者がおそらくいるだけにね。
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