mixiユーザー(id:1417947)

2022年08月26日19:56

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責任・・・

 栃木県内には、那須町の御用邸や高根沢町の御料牧場があります。
 昭和天皇以来、天皇陛下や皇太子殿下が度々来られています。
 そうした事もあり、県警の警備などは厳重です。
 警備は何もなくて当たり前、何かあったら0点で、
 何かあったら、県警本部長の首が飛ぶと言われていました。
 幸い、栃木県の警察本部長の首が飛んだ事はありませんでしたが。

 昨日、警察庁の中村格長官は、
 安倍元総理大臣銃撃事件の警護をめぐり、辞職を願い出たことを明らかにしました。
 事実上の引責辞任となります。
 警護の問題点を指摘された奈良県警の鬼塚友章本部長も辞意を示しました。
 国家公安委員会は25日付で「適切な警護計画を作成しなかった」として
 同本部長を減給3カ月の懲戒処分としていますし、
 県警は同日、現場の警護責任者だった警備部幹部ら7人を
 懲戒処分や本部長訓戒などとしました。
 これはこれで、妥当な事だと思います。

 事件は、安倍晋三は、長野県に応援演説に行く予定だったのが、
 前日急遽奈良県に変更になって起こりました。
 警察の警備の、本の一瞬のスキを突かれた犯行によって命を失いました。
 犯人の側から言えば、千載一遇のチャンスをものにした訳ですが、
 逆に言うと、安倍晋三が死地に招き寄せられたような運命論的な感じもしています。

 辞意を表明した中村格長官は、警察官僚として華々しい経歴を歩み、
 旧民主党政権から自民党の第2次安倍政権にかけ、
 5年半にわたり官房長官秘書官を務めています。
 秘書官時代に政治と深く関わる事になったのでしょう、
 2015年に起きた、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、
 山口敬之元TBSワシントン支局長にホテルで性的暴行を受けたと被害を訴え、
 山口さんに準強姦の容疑で逮捕状が出されたものの、
 執行直前、当時の警視庁刑事部長だった中村さんの判断で
 握りつぶしたと言われています。
 安倍晋三と山口さんが親しくしていた事から、
 中村さんが官邸に忖度した結果ではないかと報じられています。
 一部では、安倍晋三の腰巾着と言われ、警察庁長官に上りつめましたが、
 そのご本尊を殺害されると言う警備上の問題で、辞任せざるを得なくなったのは、
 何とも皮肉な事だなぁと感じています。

 警備の不手際によって、警察官僚が責任を取らざるを得なくなりましたが、
 その原因となった安倍晋三は、モリカケ問題や桜を見る会問題など、
 様々な問題で、自らが責任を取る事なく、死去してしまいました。
 これも何か皮肉な話のような気がしています。


【今日の一句】
 食いしばる 奥歯が砕け また入歯


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