観光船用波止場のすぐ前に伊達政宗の菩提寺でもある国宝・瑞巌寺がある。
海岸にあった五大堂も瑞巌寺の施設になる。
828年創建の禅寺だが 、政宗が江戸初期に心血を注いで5年かけて改装した。
桃山様式の粋を尽くしたもので、非常に色鮮やかな装飾となっている。2018年に10年かけて平成の大修理が完了し、レプリカも含めて当時の姿が蘇っている。
正門をくぐってから長〜い参道
脇にある立派な慰霊碑は鉄道建設殉職者の供養塔。大きな動輪が珍しい。
お寺はまず最初は庫裡から見学する。ずいぶんスケールの大きな台所だよね。
大屋根の上にある屋根は煙出しとのこと。
渡り廊下でつながっているのが本堂
1609年完成で10部屋からなるが、各室が絵画や彫刻で装飾されている。
撮影禁止なのだが、屏風絵もすごく鮮やかに再現されている。
以下はネットで拾った内部の写真
メインとなる孔雀の間
松の間&菊の間
上段の間は藩主専用の間…障壁画の梅竹は藩主の資質として理想とされている「高潔や清操」を表しているとのこと。
修復前の写真と並べてみるとその差は一目瞭然
さらにその上を行く天皇・皇族をお迎えするための上々段の間
上段の間よりさらに一段高くなり、付書院・違い棚を設え、天井の格子が花菱格子となっている。違い棚の「紅白椿図」の大椿は32,000年に一つ年輪を加えると言われ、皇室の永久の繁栄を願ったものということ。
誰も使えないじゃんと思ったら、明治天皇がお泊りになったとのこと。
今回の旅では初めて御朱印帳を用意した。この数十年海外を優先していたのでまともに国内旅行をしていないが、そろそろ国内を旅行することも増えるからやってみようということ。
第1号が瑞巌寺というわけ…なかなかカッコいいね。
その隣にあるのが円通院…伊達政宗の嫡孫・光宗の霊廟として、1647年に開山された。
ここは庭が素晴らしい。
石庭は雲外天地の庭と呼ばれ江戸時代の作庭家小堀遠州によるもの。
苔もシブイ
コンパクトに見所が集まっているし仙台から電車も走っていて、松島が人気あるのも頷けるね。
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