mixiユーザー(id:15503697)

2022年08月13日19:40

6 view

無言歌は続く




 今宵一枚目の音楽は 《マリア・カラス ザ・ライヴ・レコーディングズ》

 ロッシーニ:歌劇『アルミーダ』(全曲)

 マリア・カラス(アルミーダ)
 フランチェスコ・アルバネーゼ(リナルド)
 マリオ・フィリッペスキ(ジョルナンド)
 アレッサンドロ・ジリアーニ(ゴッフレード)
 ジャンニ・ライモンディ(カルロ)
 アントニオ・サルヴァレッツァ(ウバルド) 他 
 フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
 トゥリオ・セラフィン(指揮)

【録音】1952年4月26日 フィレンツェ コムナーレ劇場でのライヴ

 マリア・カラスが歌い有名になった作品 一部の有名なアリアだけはよく歌われ現在ではあまり演奏されないオペラ 12世紀の第一次十字軍を素材に ダマスカスの女王アルミーダをめぐる恋の物語を描いた作品 以前森麻季がアルミダを演じたような気がする 今日は雨降りさんなおで昼間一枚目を聞いていた 

 舞台は第一回十字軍のエルサレム ダマスカスの女王で魔女のアルミーダ 十字軍の勇士リナルドに恋している 魔法使いだね 
 リナルドを自分の手元に置くために色々する 思惑が成功し リナルドが勇士の長の後継者に 選ばれなかったことを妬むジェルナンドと決闘となる リナルドはジェルナンドを殺してしまった 

 二人は森に逃走する アルミーダは魔法で辺りを美しい快楽の宮殿に変え 妖精たちにバレエを踊るように命じ リナルドは愛に溺れる 

 十字軍のカルロとウバルドがリナルドを救いにくる  現実に目覚め 彼らの勧めにしたがい森を出て戦場に戻る決心をするリナルド 彼がいなくなったことに気付いたアルミーダは彼を追い 彼に追いついたアルミーダ 行かないでとお願いする 心を動かされそうになるが リナルドは騎士である自分は戦場に行かなければならないと彼女に伝え リナルドを失ったアルミーダは怒り 本性を現し 復讐を誓い 快楽の宮殿を焼き尽くす と物語は終わるのだが さあて 復讐を選んだアルミーダが この後どうなったのか それが分からず
 もう三度このオペラを聞いたが やはり見なくては分からない部分が多いようだ 日本ではまだ上演されていないと思われる しかし カラスはすごいね


 午前中早く にんじんを播種したところの手入れ 土砂降りだと叩かれて出ない可能性があるので ブルーシートで覆う 逆にお芋はひよけをとって十分に雨水がかかるようにしておく やがて雨になる 予報よりだいぶ早い前となる 久しぶりに味噌ラーメンでも といふことで生麺を一つ購入しに近くのスーパーに 冷蔵庫を開けてスープを見やれば 豚骨醤油 味噌ではなかったか ニンニクを入れてスープを半分入れて 豆乳を加える 優しい味になる

 ずっとのち雨 録画してあった「徳川の陰謀」だったかな 二時間半のドラマを見る 三代将軍を巡る戦いだ 豪華出演者 でもやはり以前見たね お茶を飲み少しのんびり その後2階のお掃除 のちこのオペラの前半を聴く


 夕飯に残り物のナスの似たもの 明日の朝食べる分を残す 缶のつまみ鶏肉 二人で半分食べる イワシを午前中買い物をして買って置いたので一尾焼く 半分ずつ 春雨サラダを食べ切る 小皿に半分ずつ ご飯 味噌汁


 さて 献身とは死である 我々日本人は 果たして献身ができるのだろうか 江戸時代にあって現代にないものだろう 献身は平等な世界には出てこれないものだろう 精神のいかなる危機も 真剣に検討されねばならぬ されねば合理的解決には程遠くなる この国の美しい文化も伝統も精神も それと辿ることなく場認識は難しかろう 明治以後 西洋文化を離れ難いほど取り込み 文芸復興と啓蒙期を通過せずに いきなり爛熟した文化に接するこの国は この異質的文化のとの距離の取り方に苦労した 西洋文化の伝統や怨言への執拗な探求をすることなく ただその結果的現象に触れ 精神を消耗してきた

 時代の不安が 今 日本人の意気沮喪せしめている ゲーテに

 「人は務めている限り迷うに決まったものだ」

 なんてのがあったような気がする 夏目漱石の「吾輩は猫である」をちょっと読んでいたら こんなのに出会った

 呑気と見える人々も 心の底を叩いて見ると どこか悲しい音がする


 痺れるね 漱石の文章

 

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年08月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る