【4月30日 九州ツーリング 2日目(その8)】二月田の弥次ヶ湯温泉と、摺ヶ浜の元湯温泉。

夕方6時頃だけどまだまだ明るい。


はい。そんな訳で指宿での宿泊では一番お世話になってる二月田の弥次ヶ湯温泉に。
今回、基本的に県外からの宿泊はお断り、ギリ3回目のワクチン射ってれば……というお話だったんで宿泊は断念。
入浴もダメかな？と、出発直前に射った3回目の接種証明書持ってって「県外だけど大丈夫ですか？」って聞いたら特に何も言われずにOKだったw

この時番台に居たのが旦那さんの方だったからなんだろうな。多分、奥さんの方は色々と心配してるんだと思う。いや、それで正しいと思うけどw


この振り子時計が『時かけ』感を醸し出す番台がまたなんとも雰囲気だ。
入浴料は……いくらだったっけ。300円か400円くらい。神奈川の銭湯とかより圧倒的に安いw
源泉の異なる「弥次ヶ湯」と「大黒湯」という二つの浴場を利用できる。


入口には大正3年当時の広告看板が。創業は明治25年だったかな？でも、それ以前に江戸時代から薩摩藩管轄の温泉としての記録があるとかなんとか。


11年前に家族で訪れた時は老朽化で立ち入りが出来なかった2階部分もリフォームされて休憩所として利用できる様になってたのでちょっと見物させていただく。
あ〜、箱根塔ノ沢の上湯大衆温泉思い出しちゃう！あそこもなんらかの形で復活しないかな〜……


二階の休憩室から下を覗くと……あ、いけね。メインキーまだ入れっぱなしだったw
そういや休憩所利用は別料金取るんだっけ？聞き忘れちゃったな。


くぁあ〜っ、これこれ！懐かしいなぁ〜！
脱衣場と浴場が一体化した独特の造りの「大黒湯」の方。


浴場のど真ん中を掘り下げて湯槽にする鹿児島の温泉のトラディショナルスタイル(なのか？てか伊豆の伊東の共同浴場もこのスタイル多いかw)！


この、おそらく男湯女湯兼用の源泉の湯溜まりと水溜まりの栓を開け閉めすることで適温のお湯が浴槽に注がれていく方式なんだけど、結構調節が難しいんだよねw
そういうのはもう、地元のおじいさん達に任せてあるがままの浴槽の温度に従うしかないかも。郷に入っては郷に従うだw


とはいえ、加水も出来るこの「大黒湯」の方は適度に温くて長時間浸かっていられるタイプのお湯。
浴槽にこびりついた成分なのか、緑青がかって見える少しとろみのあるお湯がなんとも心地良い。

共同浴場のご多分に漏れず地元の人達の社交場にもなってるわけだけど、お互いに入浴中でも着替え中でもシームレスに会話が途切れないこのシステムは、ある意味究極の共同浴場スタイル？w

ちなみに、一連の写真は夕方6時台という丁度仕事帰りの地元の方が集まってくる時間帯に奇跡的に他に誰もいなくなった3分にも満たない瞬間にパパパっと撮影w

男湯は脱衣場から着替えなしでも移動できるもう一つの源泉「弥次ヶ湯」(こちらの方が古くからある源泉らしい)は加水なしの源泉掛け流しがルール？なので湯温は割と熱め。
こちらでは、自分とほぼ同世代と思しき仕事帰りの地元の方が三人くらい、何故か昔のマツダのロータリーエンジンは云々な話をしていたのでシレッと会話に加わり談笑。なので、写真はなしw


ふぅ……いいお湯だった。なかなか汗が引かないので愛のスコール飲みながら夕涼み。ほわわわわ〜ん……

宿に帰る道のり、走行風が気持ちいい〜！メッシュジャケット万歳w

宿に戻り色々と荷物を整理。メッシュのTシャツと短パンに着替え、ワークマンで買ったつっかけを履いて宿の直ぐ裏手にある……


本日2湯目。共同浴場の元湯温泉へ(なんでだよ!?)wwwww


此処に入るのは初めてだけど、2013年に元屋に泊まった時に前を通った時には指宿の、しかも摺ヶ浜出身の漫画家バロン吉元が描いた篤姫の看板が展示してあった。(足湯と書かれているのは大河放送当時は指宿駅前広場の足湯に置かれていた物だから)

かなり貴重な代物だと思うけど今は何処に置かれているんだろ？

この元湯温泉、入浴料はやはり350円と安い。そしてかなり清潔感があって綺麗な浴場。関東の銭湯とかと比べても違和感のない造りで、逆に言えば指宿の共同浴場としての特徴は希薄だけど観光客でも安心して気軽に利用できる雰囲気はあるかも。

指宿の共同浴場としては珍しく熱めと温めの二つの浴槽があるのは地味に嬉しいかも。指宿の共同浴場、基本的にはお湯が熱い所が多いんだよね……

長湯してるとのぼせそうなので(間髪入れずに2湯目だしそりゃそうだろ)早めにあがり宿の部屋でゴロンと休憩。

さて夕飯だけど、とりあえずあの店がどうなっているのか確認してみるか……



(つづく)