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2022年08月04日18:30

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【追悼】映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』

 
8月3日、ユナイテッド橿原で鑑賞2本目。客はたったの4人。


公式 https://movies.kadokawa.co.jp/jakuchomovie/


予告編(今はじめて観た)のまとまりなさが、この作品を象徴していると思う。


『香川1区』大島新監督と『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』中村裕監督のトーク



鑑賞直後のつぶやき。

『瀬戸内寂聴』は、17年間?継続取材してきたTVディレクター(バツイチ子持ち)の
プラトニックなラブレター。
寂聴さんの喋りは面白くて笑いが起きたが、全体は時折睡魔に襲われる出来。
「肉食わないと頭が悪くなる」は至言。

https://mixi.jp/view_voice.pl?post_time=20220803152715&owner_id=1833905



「天衣無縫」とはこうした人のことを言うのだと、寂聴さんを観て思った。


以下、寂聴名言集。

「(嫌な姑は)どうせ10年も生きないんだから、絶対あなたより先に死ぬんだから。
 だから、親切にしてあげなさい。そして、できるだけ離れて暮らしなさい。笑」

「人の悪口言いながらご飯食べたら美味しいのよね〜」

(出家したいと泣く女性に説法)
「尼になるのだけはやめときなさい。尼になる気があるなら何でも出来るわよ!笑」

「晩節なんか汚したっていい。好きに行動すればいいの。」

「目に見えないものが大切」



「生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、
 与えられた才能や日々の仕事に努力し続けることです。」

「情熱を持って生きないとつまらないでしょ」

「情熱のあるところに仕事や恋愛は来る」

「自分に情熱を掻き立てないとダメ。
 生きようと思ったら、行ったら怖いと思った方へ行った方がいい。
 生きた、と思って死にたいのならば厳しい道を行くべきです。」

「ものを書くには色気が要る」

「肉を食べないと頭が悪くなる」

「恋愛とは落雷のようなもの。もう打たれるしかないんですよ。笑」

「恋愛は、どんな本や学問よりも人間を成長させます」

「生きることは人を愛すること。」



(国会前で、反戦集会のマイクを握り)
「戦争は絶対にいけません! 何をどう言ったって、結局は殺し合いだから!」

(リモート出演したテレビで話が噛み合わなくなったことを悔しがり)
「私はボケましたっ!」と号泣。



(東日本大震災で殉職した消防士の妻の手を取りながら)
「亡くなった人は暗いお墓の中にはいません、愛する人のそばにいます。」

「人間は一人なの。最後は必ず一人で死んでいくの。だから、悲しまなくていい」

「孤独は寂しくない。いくらでも独りでいられる。(想像力が湧いて)豊かですよ。」

「皆死ぬの。あの世は三途の川を船で渡ると言われていたけど、
 今はフェリーで皆で渡りましょう。題して寂聴極楽フェリーの旅〜!笑」



「能力はあるけど、体力がもたないね」

「誰にも迷惑をかけずに死にたい、首を吊って死にたい、今首を吊ったら迷惑?」

「私の臨終の瞬間に立ち会って、それを売って、たくさんお金を稼ぎなさいよ!」


(99歳の年越し、監督の裕さんと酒を飲みながら)
「私はたぶん今年死ぬわよ。周りもみんなそう言ってる。
 裕さんだけよ、私が105まで生きるとか言ってるの。あなたはいつも見てないから」

「昔、客死に憧れていたの。かっこいいわよね。誰も知らない所で野垂れ死って」



80代はかくしゃくとして色艶も良かった寂聴さんだが、
2020年頃は、パーソナルトレーニングで床から起き上がる動作も一苦労だった。
ああ、RBGもああやってトレーニングしていたな、と思い出した。
こんなふうに弱って天寿を全うするんだなとイメージできた。


亡くなる少し前、入院先から監督にかけた電話の声は、萎びてしゃがれていた。

「裕さんに会いたい」と、寂聴さんは言っていた。 その願いは叶わなかった。




https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5367119
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5333981

寂聴さんに敬意を評して★4。作品自体は★3の出来。

一言で説明すると、親子ほど歳が離れた寂聴さんに対する、監督の「プラトニックなラブレター」。彼らは不思議な関係だった。魂がつながっていた。

素材は17年前からTVドキュメンタリー用に撮り貯めてきたもので、寂聴さんが死去して間もないタイミングで公開すれば、もっと動員できたはず。しかし、監督は「(大切な)寂聴さんを利用したと思われたくない」と言って、公開が今になった。不器用な人である。バツイチ子持ち(親権は元妻)、6畳1間の住まいには山のような資料と両親の位牌があった。

寂聴さんの声は艶があって若かった。
精神も若々しく、とてもチャーミングだった。
彼女は、澄まし返った「悟り」とは対極の存在だった。

「頭が働くように」と極上の肉をガンガン食べ、酒も飲み、国会前で戦争反対を全力アピールし、東北大震災の被災者遺族の手を握って励ましていた。「人生に後悔はない」と豪語し、カラカラ笑っていた。

「でもね、私は出家して以来、セックスだけはしていない。カツラかぶって男遊びしているんだろうと悪口を言う人たちもいたけど、気にしなかった。仏様は、私が守っていることをちゃんと知ってくれているから。言っとけ!と思ってた。笑」

総括。
寂聴さんという素材はピカイチだったけど、構成はちょっと散漫?だらだらな感じもして、途中で思わず眠気が来た。この点がハシゴ鑑賞した『君を想い、バスに乗る』との大きな違い。




【オマケ】

寂聴さんと裕さんが食べていた、京都「大市」のスッポン料理コースは24,500円
肉もさることながら、このスッポンコースは食べたい!と涎が出たわ〜。

http://www.suppon-daiichi.com/charge.html


 
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