今日から臨時国会が開会されました。
会期は3日間との事ですので、
参議院の議長選出などがメインなのでしょう。
野党側が求めていた、「国葬」の審議へ閉会中審議に回されました。
今日のニュースでは、新たに当選した人のインタビューなどがありましたが、
NHK党から初当選したガーシー(本名・東谷義和)議員は、
海外滞在を理由に午前中の本会議を欠席しました。
ガーシー議員は、「暗殺や不当逮捕の恐れがある」として帰国せず、
参議院に海外渡航届を提出して欠席の了承を求めましたが、
2日の議院運営委員会理事会では与野党から反対意見が相次ぎ、
許可されませんでした。
僕は今回の選挙で初めて名前を知りましたが、
ガーシー議員は、「暴露系ユーチューバー」と称して人気を集めているとの事です。
NHK党から比例代表で出馬し、NHK党が比例に擁立した9人の内、
個人名での得票が28万7715票と最多だった事から当選しました。
国会に登院しないのに、何故立候補したのかが不思議でなりません。
そのような候補を擁立したNHK党の責任を問われるべきだと思いますが、
立花党首は「(任期の)6年間、一度も国会に出席しなくていい」との
見解を示しているとも報じられています。
まともな政党の体をなしていないような気がします。
NHK党は、東京選挙区など複数区に定数と同数の候補を立て、
候補者の選挙ポスターには
「私の当選は無理です。しかし、あなたの2票で約250円、
選挙区と比例区の2票で約500円の政党助成金がNHK党に交付されます」などと
記されていたとの事です。
立花党首は、金儲けのために選挙をやっていると公言しているので、
そうした事から、一部に人気のあるガーシー議員を候補に立てたのでしょう。
国会法は、議員に対し、召集日の登院を義務づけています。
正当な理由なく7日以内に登院せず、議長が促しても従わない場合、
戒告から除名まで4段階の懲罰を審議する懲罰委員会に付される可能性があります。
ただし、懲罰委員会に付するのにはハードルが高いようで、
これまで除名された議員は1人だけとの事です。
国会は立法機関ですから、
国会の場で、予算案や法律案の審議を行い、賛否を表するのが仕事です。
国会に登院しないとなると完全な職務放棄だと思うのですが。
因みに、国会議員は、月額129万4000円の報酬の外、
ボーナスに相当する期末手当もあり、合わせて年2180万円が支払われます。
更に、これとは別に、政治活動を支える経費として月100万円が支給されます。
この他、秘書3人分の給与を国が負担し、3人分で平均2500万円程度になります。
合計5000万円以上がガーシー議員に支給されると思いますが、
当然全額税金です。
全く働かない人に、この金額を支給するのは、どうなのでしょうね?
なお、ガーシー議員がインスタグラムに投稿した全文が、
デイリースポーツデジタルに載っていました。
僕としては、人間的にどうなのかと感じる文章なのですが、
今の若い人は受けるのでしょうか?
https://www.daily.co.jp/gossip/2022/08/03/0015524680.shtml
【今日の一句】
美しく 咲いてる花を 手折らずに
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