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2022年07月26日18:06

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直截 直裁 ちょくさい ちょくせつ &「的」の使い方〈2〉 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【28】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981223451&owner_id=5019671

 下記の続き。
【直截 直裁 ちょくさい ちょくせつ &「的」の使い方〈1〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12367122188.html


mixi日記2022年07月26日から

https://kotobank.jp/word/%E8%BA%AB%E3%82%82%E8%93%8B%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84-636932#:~:text=%E3%81%BF%E3%80%90%E8%BA%AB%E3%80%91%20%E3%82%82%20%E8%93%8B(,%E3%81%AB%E3%81%B9%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82
===========引用開始
精選版 日本国語大辞典「身も蓋もない」の解説
み【身】 も 蓋(ふた)もない
露骨すぎて、情味も含蓄もない。直接すぎて、話の続けようがない。にべもない。実も蓋もない。
※歌舞伎・木間星箱根鹿笛(1880)三幕「あい、亭主があるとあけすけに言ってしまへば身も蓋もないて頼んだ無心迄」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
===========引用終了
 〈1〉で〈■「直截的」もほぼ誤用では 〉と書いた。この印象はかわらない。
 ↑の日国の記述は、この逆パターン?になる。
【直接すぎて】はナシなのでは。
 ただ、辞書を見る限り、これを誤用と断じるのは無理な気がする。
 まず「すぎる」の接続を見る。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%81%8E%E3%81%8E%E3%82%8B/#jn-117760
===========引用開始
出典:デジタル大辞泉(小学館)
 
す・ぎる【過ぎる】 の解説

7 (動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹などに付いて)行為・状態などが度をこえている。はなはだしく…する。または、はなはだしく…である。「めだち―・ぎる」「働き―・ぎる」「テレビの音が大き―・ぎる」「欲がなさ―・ぎる」「地味―・ぎる着物」===========引用終了
 (動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹などに付いて)が問題。「など」だもんな。通常は、「すぎる」は名詞にはつかない。
 近年は「美人すぎる」なんて用例が増えて揺らいでいる気がするけど。
【2019年6月8日の朝日新聞から ○○すぎる 2題 美人すぎる まさかすぎる イクラ丼すぎる】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3450.html

 そうなると、名詞の「直接」につくのは、基本的には間違い……と書きかけて不安を感じて辞書をひく。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%9B%B4%E6%8E%A5/#jn-145078
===========引用開始
出典:デジタル大辞泉(小学館)

ちょく‐せつ【直接】 の解説

[名・形動](スル)間に他のものをはさまないで接すること。間に何も置かないで関係したり、働きかけたりすること。また、そのさま。副詞的にも用いる。「事故の―の原因」「相手国政府への―な(の)交渉」「会って―話す」⇔間接。
「是等は唯書生の一身に―して然るのみ」〈福沢・福翁自伝〉
===========引用終了
 ヤな予感のとおり、「直接」には形容動詞もあるらしい。相手国政府への直接な交渉」なんて言うのかねぇ。
 個人的な語感では「直接すぎる」も「直接な」もナシ。どちらも「的」が必要。

【「ちょくさい」「ちょくせつ」?】
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/140.html
===========引用開始
「ちょくさい」「ちょくせつ」?

Q
「はっきりものを言う」場合などに使う「直截」について、「ちょくさい(に言う)」と読んだり話したりしているのを放送でも耳にします。これは「ちょくせつ(に言う)」ではないでしょうか。
A
そのとおりです。「直截」の読みは「ちょくせつ」です。×「ちょくさい」

【解説】
「ちょくせつ【直截】」は、「(1)ためらわず、すぐに裁断を下すこと。(2)まわりくどくなく、きっぱりしていること。(以下略)」(『広辞苑』岩波書店)で、「まわりくどくなく、はっきりと言うこと」や「きっぱりした簡明な言い方」を「直截に言う」「直截(的)な表現(物言い)」などと言います。「直截」の「截」は「きる」「たつ」という意味で、「せつ」と読み「さい」とは読みません。「直截」の読みは「ちょくせつ」です。「直截」の「截」が「載」(さい)や「裁」(さい)という文字に似ていることもあるのでしょうか、「直截」が「ちょくさい」と誤って読まれることがかなり多いようで、私自身もよく耳にします。漢和辞典の中には、「截」の字を「『サイ』の音に読むのは、本来は誤用」と記したり、国語辞書の中にも「直截」について「最近は『ちょくさい』と読むことも多いが誤り」と明記したりしている辞書もあります。

ところで、放送にあたって常に配慮すべきことは、正しく適切なことばの使い方や読み方に加えて、その用語・表現が耳で聞いてわかりやすいかどうかということです。「直截」についても、文学作品や文章を直接引用する場合などを除いてなるべく状況に応じた言い添えや言いかえをすることを心がけたいものです。
* 「直截」の「截」は常用漢字表にない字(表外字)ですので、放送での表記は「直せつ」です。番組の制作上、漢字を使う必要がある場合はルビをふって漢字を使うこともあります。

(『日本語発音アクセント辞典』P568参照)
===========引用終了

 NHKは「直截に言う」のほかに「直截(的)な表現(物言い)」も認めている。
 こちらは個人的な語感では(的)は不要。



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