mixiユーザー(id:17515094)

2022年07月24日11:21

13 view

チューンドと後悔

車好きあるある。
自分の車を思うままにカスタマイズするも、時間と共に結局デメリットだけが目に付くようになって最後はノーマルに戻るやつ。
吸排気系をいじったらうるさすぎて乗ってられないとか、車高を下げたら路面状況を気にしなければならなず気軽に乗れないとか。
良くある話だ。
なんたってチューニングとは等価交換みたいな側面があるのだから。


勿論私のデイズだって例外ではない。
プラグやブレーキパッドと言った消耗品の消耗具合が激しく、エキゾーストノートやエンジン音、ロードノイズがノーマルに比べはるかに室内に入る。
ロール時にフロントフェンダーライナーを止めてるプラスチックピンが1か所干渉してよく吹っ飛んでるなんてのもある。これに関してはフロントの車高を3〜5mm上げようか悩んでる所だが。
燃費はノーマルと比べてもそれほど変化はないが、踏み切ると30リッタータンクの中身が笑っちゃうくらい直ぐに無くなる。
それに社外品が装着されてると言う事でディーラーに持ち込むと車検は断られる。
勿論軽自動車協会への持ち込み車検で普通に検査合格する車だから、道交法上の基準はクリアしているのだけど。
ただ。
ベース車がベース車なだけあってライトチューンの域であるものの、明らかに万人向けの車でもない。
人によってはよくこんな車、と言われるかもしれない。


かと言って金と時間をかけてどう頑張っても限界が見えている車に労力をつぎ込んでいることを後悔しているかと聞かれれば、そんなことは無い。
いや、ちょっとはあるな。
車輛価値が高いうちにさっさと手放して乗り換えちまった方が良かったと。
まぁそれも些事な事だけど。
結局のところ私の場合はデイズをこんな車にしてと思い描いた上で手を付けた。
純正マフラーが3年持たず劣化したのに合わせステンレスのスポーツマフラーを入れ、バランスを取るように社外のエアクリーナーエレメントに変えた。
腰高で足が柔らかくノーズダイブが酷いせいでなかなか止まらないから、減衰調整のできる車高調を入れブレーキ周りもソリットローターやスポーツブレーキパッド・ライニングに変更した。
踏んでも加速が鈍いため緊急回避や高速道路の合流、交差点の右左折でやれる事が限られてしまうから、ないパワーを稼ぐために点火系を強化しサブコンを入れECUもリセッティングをした。
自分でどうしたいかを考え、そのデメリットも分かったうえで車を弄った。
だから後悔のしようがない。
なにせ目的を持って自分で判断し決めた事だから。
これは聞いた話なのだが、チューニングショップを訪れるお客の中には自分の車をどうしたいかは答えられないけどこのパーツを着けてほしいと言ってくるお客が一定数いるのだそうだ。
要はパーツを着ける事が目的となってしまってそこで終わってしまうのである。
だから車のパワーを何馬力上げたいとか、どういった運転をしている時にどういった車の動きをさせたいか、と言った質問に答えられない。
そして部品の交換をした後の事を考えていないから、デメリットにしか目がいかなくなる。
だから後悔して、ノーマルへと戻って行く訳だ。


こいつはチューニングに限った話じゃない。
自分が何を思ってどうしたいのかを考えないで起こした行動程、後悔の色はより濃くなっていく。
こんなはずではなかった、ってね。
何にだって心が離れる瞬間ってのは必ず訪れるし、それは自然な事だ。
でもその時、跡腐れなく綺麗な思い出のままで分岐点を進みたいのなら、自分が何を求めているのかをよく考え衝動に身を任せ過ぎない事が大事なのだろう。

好きだったものが嫌いになったまま別れるのって、結構不幸な事だから。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年07月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31